9月10日に初日を迎える月組・東急シアターオーブ公演『NINE』の稽古場レポートが、今日のタカラヅカニュースで放送されました。
『NINE』は、映画化・舞台化もされてきた海外ミュージカル。
映画監督グイドを中心に、彼を取り巻く女性たちとの関係や葛藤が描かれる作品です。
今回の宝塚版では、主演のグイドを務めるちなつちゃん(鳳月杏)以外は女性の役が中心。特に路線男役スターのぱるくん(礼華はる)をはじめ、数少ない男役が軒並み娘役に挑戦するという異例の配役が発表され、大きな話題となりました。
今回の稽古場レポートには、スカイ・レポーターズのももちゃん(桃歌雪)をMCに、いちごちゃん(咲彩いちご)、しょうくん(翔ゆり愛)、ときちゃん(朱鷺あおい)が登場。
それぞれが役柄や見どころ、フィナーレについて語りました。
月組 東急シアターオーブ公演 『NINE』 稽古場レポート
それぞれの役柄について
咲彩いちご:マリア
いちごちゃん(咲彩いちご)が演じるマリアは、グイドの周囲にいる女性たちのグループ「シニョーラ」の一人。
ちなつちゃん(鳳月杏)演じるグイドと関わる場面が多く、「こんなにちなつさんの至近距離に行けることはなかなかない」と、幸せそうに語っていたいちごちゃん。
今の月組で娘役としてこの作品に出演できる喜びを感じながら、グイドを取り巻く華やかな女性たちの一人として舞台を彩ります。
翔ゆり愛:マデレーナ
今回、男役から娘役へと大きく変身するしょうくん(翔ゆり愛)。
マデレーナは普段は図書館で働いている女性ですが、グイドに誘われて夜のバーへ行ったことをきっかけに、歌の才能が開花したという設定。
昼は静かな図書館員、夜はお酒や音楽、男性を楽しむ女性という二面性を持っています。
髪型やネイル、レオタードとスカートの稽古着など、娘役ならではの役作りにも挑戦。
体のラインが見える衣装を着ることで、娘役が普段からどれほど身体を意識しているのかを実感し、「娘役さんへのリスペクトが高まった」と話していたのが印象的でした。
朱鷺あおい:ステファニー・ネクロフォラス
ときちゃん(朱鷺あおい)が演じるのは、強烈な辛口評論家、ステファニー・ネクロフォラス。
演出の指田珠子先生曰く、現代風に言えば「グイドの映画を辛口で批評する動画配信者」のような存在で、グイドに対して容赦なくズバズバと批評します。
しかし、その毒舌の根底にあるのはグイドへの愛情。
才能があるのに自らそれをダメにしているグイドに苛立っているからこそ、厳しい言葉を投げかけているのだそう。
とにかく台詞のスピードと勢いがすごいというときちゃん。
対してグイドは全く聞いていないという温度差も、面白い見どころになりそうです。
専科・輝月ゆうま&礼華はるの娘役姿にも注目!
専科から出演するまゆぽん(輝月ゆうま)は、リリアン・ラ・フルール役。
『侍タイムスリッパー』でも共演したいちごちゃんは、今回の出演を知って「やった〜!」と喜んだそう。
コーラスの自主稽古でも全体をまとめ、細かなところまで気づいてくれる頼もしい存在だと絶賛されていました。
また、まゆぽんの外国語の流暢さや、早くから役を作り込んでいる姿にも、出演者たちは刺激を受けているようです。
そして、今回の『NINE』で特に注目を集めているのが、クラウディア役のぱるくん(礼華はる)。
お稽古場でスカートや輪っかのドレスを着ている姿に、いちごちゃんが思わず「礼華さんが輪っかのドレスを着ている!?」と驚いてしまうほど(笑)
男役・ぱるくんの娘役姿は、舞台上でも大きな話題になりそうです。
見どころシーン
メンバーが挙げたお気に入りの場面の一つが、ももちゃん(桃歌雪)演じるサラギーナの場面。
まだ振付けがついたばかりの段階ながら、全体のエネルギーがすさまじく、いちごちゃんは「これぞ月娘!」という迫力を感じているそうです。
一幕ラストにサラギーナが登場する場面も、大きな見どころとなりそう。
また、グイドが映画作りについて悩む場面で、ルイーザ役のじゅりちゃん(天紫珠李)が歌うところも印象的だとか。
そこではルイーザの苦悩とともに、グイドへの愛情を抱きながら踊るそれぞれの出演者たちの思いが交錯する演出が魅力だと語られました。
まだ全体を通してのお稽古はこれからということで、出演者たちも「好きな場面はまだ内緒」としながら、稽古場で感じている作品の魅力を楽しそうに話していました。
情熱的で大人っぽい『NINE』のフィナーレ
フィナーレの振付けを担当するのは湊ゆりか先生。
『NINE』の世界観にぴったりの、情熱的で大人っぽい振付けになっているそうです。
特に「シネマ・イタリアーノ」からつながるアレンジや、ももちゃんが歌う「ビー・イタリアン」にも注目!
そして何より、娘役としてお芝居していた男役たちが、フィナーレで再び男役に戻ることも大きな楽しみです。
久しぶりに男役姿を見た稽古場では、「男役さんがいる〜!」「かっこいい!」と娘役たちも大盛り上がりだったそう。
女性たちが華やかに物語を彩る本編から、男役・娘役が揃う宝塚らしいフィナーレへ。
そのコントラストにも期待が高まります。
ポスターからしてカッコいい!月組『NINE』に期待
今回の『NINE』は、発表されたポスターからして大人っぽくスタイリッシュで、これまでの宝塚作品とはまた違った雰囲気を感じさせてくれます。
鳳月杏を中心に、個性豊かな女性たちが織りなす世界。
そして、男役スターたちの娘役姿という今回ならではの新鮮な魅力。
果たしてどんな「宝塚版『NINE』」が完成するのか、9月10日の初日がますます楽しみです。
さらに、9月26日・27日にはライブ中継・ライブ配信も予定されていますので、劇場へ足を運べない方も月組の新たな挑戦を楽しむことができそう。
大人っぽく、華やかで、そして今の月組だからこそ生まれる『NINE』。
初日を心待ちにしたいと思います。
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