先日、月組東京宝塚劇場公演『RYOFU』『水晶宮殿』の2回目の観劇をしてきました。
ショーの『水晶宮殿』の2回目の観劇の前に、カフェブレイクやタカラヅカニュースのコーナー「クリスタルの集い」、パンフレットなどでいろんな情報を仕入れて、自分なりに考察してみました。
(1)では6つのクリスタルの回収についてまとめてみたんですが、今回は、はおだちん(風間柚乃)演じる悪役のデビル・フリーザーにまつわる物語について考察してみました。
月組公演『水晶宮殿』、2回目の観劇で思ったこと
デビル・フリーザーの物語
このショーはメテオ(鳳月杏)が6つのクリスタルを回収し、クリスタルパレスを再興するお話ですが、もう一つおだちん(風間柚乃)が演じるデビル・フリーザーの物語でもあると思います。
隠れた設定などを知ると、とても切ない物語でした。
「デビル・フリーザー」
幕開きに、デビル・フリーザーのおだちんがオケボックスから銀橋に上がってきます。
前回の観劇時は気がついたら半分上がってきてしまっていたので、2回目はしっかり上がり始めるところからオペラグラスで注視していました。
そのまま銀橋で「俺の名はデビル・フリーザー」と自らのテーマ曲を歌うんですが、これがロックコンサートみたいでめちゃくちゃカッコいい♡
デビル・フリーザーはこの後も様々な格好で現れますが、ここでのビジュアルが一番好きでした。
カツラはおだちんこだわりの左側に編み込みが入った、まるで瀬奈じゅんさんのトート閣下のようなカツラです。
彼は何でも凍らせる恐ろしい力を持っていて、全宇宙を手にする野望を抱き、クリスタルパレスを氷に閉ざしてしまっているということです。
『RYOFU』の董卓と同じく悪役ですが、董卓よりはずっと可愛げのある悪役で、チェスでメテオに負けてしまったり、恐竜の場面ではメテオへの嫌がらせでジュリーにちょっかいを出しているんだとか(笑)
「MIDNIGHT DREAM」
中詰めの後の「MIDNIGHT DREAM」の場面が、私がこのショーで一番好きな場面です。
ここはデビル・フリーザーがまだ心優しい人間の青年だった過去の話で、りりちゃん(白河りり)演じるマッチ売りの少女との甘酸っぱい恋が描かれています。
クリスタルの集いで出た話によると、青年フリーザーは『アナと雪の女王』のエルサのような物を凍らせてしまう力を持っているんだそう。
それで、大晦日の寒い夜にマッチ売りの少女と出会うんですが、ふと触れたフリーザーの手があまりに冷たくて、マッチで温めてあげようとしたりして、2人は恋に落ち…
なのに、自分の力をコントロールできないフリーザーのせいで凍ってしまい、少女は命を落としてしまう。
それを見たフリーザーは花道でせり下がりながら闇落ちしていくんですよね。
なんて切ないお話(涙)
この場面の曲がNHKの『中井精也のてつたび!』という番組の挿入歌の「わすれもの」という曲で、これが本当にいい曲なんです。
少女が凍っていく時に、少し不穏な雰囲気のアレンジになっているのも素晴らしいです。
そして、ここでのりりちゃんのアメジストはマッチ売りの少女という人間になっていますが、アメジストが人間に姿を変えていたということなのかな?
それは説明がないので、自分なりに解釈したいと思います。
そういう裏の設定を知らなくても素敵な場面ですが、知って見るとよりキュンとくるシーンだと思います。
「火の星」
過去の記憶を辿ったせいなのか、デビル・フリーザーはより強靭になって、ビーストに姿を変えて火の星でメテオに襲いかかり、ついにメテオを倒してしまう。
これは結構衝撃的でした。
だけど、その後すぐにみとさん(梨花ますみ)のクイーン・クリスタルの魔法で息絶えてしまう。
それもまた衝撃でした。
NOW ON STAGEでみんなが言ってた通り、確かに最初からみとさんが出てくればすぐに解決したのにって思っちゃいますけどね(爆)
でも、ここでまた切ない裏話があり、デビル・フリーザーは最初から息絶えるまでずっとアメジストのことを想っていて、最後にアメジストが幸せそうに他のクリスタル達と一緒にいるのを見て「よかった〜」と思いながらせり下がっているんですって。
つまり、アメジストはずっとデビル・フリーザーの中に居て、デビル・フリーザーの死と共に外に出て回収されたとも見られますね。
フィナーレ
クイーン・クリスタルの力でメテオが復活し、クリスタルパレスの再興でひとまずお話は終わり。
フィナーレは王道の宝塚らしいフィナーレで、まずは退団者達の場面からロケットになり、男役の黒燕尾、そして娘役も一緒になって群舞へ。
最後のデュエットダンスだけ、ちなつちゃん(鳳月杏)はメテオに、じゅりちゃん(天紫珠李)はプリンセスジュリーに戻って、幸せそうに踊ります。
よかったね〜と思いながらも、おだちんのフリーザーとりりちゃんのアメジストにもこうやって幸せな結末があればよかったのにねとちょっと切ない気持ちにもなってしまいました。
このショーはトップコンビの2人が力を合わせてクリスタルパレスを再興するとともに、悪役のデビル・フリーザーの物語でもあったんですね〜
もちろん何の裏設定も知らずにショーとしても楽しめますが、そういう観点から観るとより楽しめるんじゃないかなと思って、2回目の観劇を機に考察してみました。
読んで頂き、ありがとうございました。
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