私の大好きな番組『夢の音楽会』、今月は「特別編VI」が放送されています。
専科のマイティー（水美舞斗）がOGの彩吹真央さんをゲストに迎えての回が昨年の9月に放送されたんですが、前回の「特別編Ⅴ」はなぜかマイティーの回を飛ばして凪七瑠海さんの回を先にやったので、あれ？マイティーの回は？と心配してたんです。
今回無事にマイティーの回の特別編も放送されてほっとしました。
これまでの特別編は2人分ずつ放送されたんですが、今回はマイティーの回だけでした。
夢の音楽会「特別編VI」
『夢の音楽会』の特別編は再度本放送で流れた歌唱部分を見せてくれて、それ以外にマイティーのインタビューと歌唱リハーサル風景や未公開トークもあります。
本放送の時の記事はこちらです。
彩吹真央さんのお母さんとマイティーのおばあさんがお友達だという関係で、マイティーが2歳の時に初めて彩吹さんの舞台を観劇したという話など、興味深い話がたっぷりありました。
収録時の裏話や収録を振り返って
収録を振り返ってのマイティーのインタビューでも面白い話がいろいろ出てきてました。
この番組の出演が決まって彩吹さんにゲスト出演のOKをもらってから、収録の前に彩吹さんと専科の悠真倫さんとマイティーの3人で会う機会があったそうです。
2人から「何を歌うの？」と訊かれたけれど、その時には曲名は言わずに「もう少しお待ち下さい」って焦らしていたんですって（笑）
それで、『エンター・ザ・レビュー』の主題歌の「夢を見れば・・・」については、歌い分けとハモリ両方があって、どちらの歌声も聴けるようにしてもらった譜面だったので、かなりハードだったとか。
でも、ゆみこさん（彩吹真央さん）のどんどん広がっていく歌声を間近で聴けて本当に”夢の音楽会”だったとマイティー。
もう1曲の『ファントム』の「You Are My Own」は、マイティーにとって宝塚に入りたいと最終的に決意させてくれた曲なんだそう。
そして彩吹さんにとってもすごく思い入れがある曲。
その曲をこの番組で2人で歌えて、また違った2人の親子のエピソードみたいなものが自分の中で掻き立てられたと彩吹さんに言ってもらったそうで、その言葉が嬉しくて今も心の中にしまっていると嬉しそうに話すマイティー。
1曲目の「夢を見れば・・・」はショーの曲らしく本当に明るく楽しそうに歌っていましたが、2曲目の「You Are My Own」は突然そこに物語が見えて、銀橋で2人が歌っているような錯覚に陥るほどでした。
歌声だけでなく表情も素晴らしかったな〜ともう一度歌唱映像を見て思ったんですが、2人にとってもやっぱり特別な時間だったんですね〜
未公開トーク
未公開トークで聞けた話がまたとても面白いものでした。
「You Are My Own」でキャリエールのパートの最後のフレーズはノンブレスで「生き甲斐だ〜」と伸ばしますが、それがすごいとマイティーから言われて「いや、その前にいっぱい息を吸ってますよ」と彩吹さん。
それを聞いて「いやいや、皆さん試してみてください」って（笑）
そんな簡単にはあんなにノンブレスで伸ばせるもんじゃないって。
実はマイティーは以前に年配の役をした時に銀橋で歌うシーンがあって、その時の歌が同じくらい伸ばす箇所があったそうです。
どうしても彩吹さんと同じようにノンブレスで伸ばしたいと思って、先生には「ブレスしたら」って言われたけど頑張ってすごく練習して結局ノンブレスでやり切ったそうなんです。
マイティーの意地みたいなのもすごいですね、やりますねマイティー。
彩吹さん曰く、喋る時に「生き甲斐、だ」ってならないから歌う時も「生き甲斐だ〜」って歌いたいというのもほんとにそうだなって。
私も昔、言葉の途中でブレスを入れないというのを教わってきたので、最近のJPOPなどで言葉の途中で当たり前にブレスするのがものすごく気になっていたんです。
やっぱり彩吹さんのように歌をちゃんとやってきた人はそういう意識があるんだなっていうのがわかったのがとてもよかったです。
もう一つ面白かったのが、花組の『ファントム』の公演当時、エリックの春野寿美礼さんと気持ちが乗ってくるとどうしてもテンポがゆっくりになっちゃってたそうで、そうすると最後息を伸ばさなくちゃいけない自分の首を絞めることになるなって（笑）
なのでそうならないようにすごく気を付けていたというのも、今だから聞けるエピソードですね。
最後にマイティーは
「ゆみこさんの歌の技術だけでなく歌にかける思いも伺えて、本当に夢のような時間を過ごさせていただいたし、学びの場でもあったなと感じている」
と感想を言ってました。
本当にそれがこの番組の趣旨なんでしょうね〜
本編でもたくさん素敵な話が聞けたんですが、この特別編でもまたさらに素敵な話が聞けました。
本当にいつまでも続いていってほしい番組です。
次はどのタカラジェンヌがどのOGの方をゲストに招いてくれるのか楽しみです。
読んで頂き、ありがとうございました。
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