美颯りひと、新人公演初主演での初々しくも堂々としたご挨拶(月組新人公演『RYOFU』)

6月25日に東京宝塚劇場で行われた月組新人公演『RYOFU』。
タカラヅカニュースでその模様を見ました。

東京での新人公演ですのでライブ配信も行われ、劇場や配信で観た方たちがSNSで感想を寄せられていましたが、一様に絶賛されていたのが印象的でした。

月組 東京宝塚劇場 新人公演 『RYOFU』

ダイジェスト映像も見ると、宝塚大劇場での新人公演からまたさらに出演者の皆さんが作品を深めていたことが伝わってきました。

今回初主演のりひとくん(美颯りひと)は、本役のちなつちゃん(鳳月杏)のような圧倒的な貫禄とはまた違う、若さゆえの危うさやダークな魅力を持った呂布を熱演。
迫力ある立ち回りはもちろん、歌唱力や滑舌の良さも際立っていて、堂々たる主演ぶりだったと感じました。

初ヒロイン・雪蓮役の110期・薫乃咲月ちゃんも、大劇場新人公演以上に進化した印象。
繊細なお芝居に安定した歌唱、そして研3とは思えない落ち着いた佇まいがとても印象的でした。

また、新人公演の長も務めた106期のぷくくん(和真あさ乃)は、難役・董卓を本役の風間柚乃さんを彷彿とさせる怪演。
貫禄たっぷりのお芝居には驚かされました。

そのほかの出演者もレベルが非常に高く、月組新人公演の層の厚さを改めて感じる舞台だったと思います。

新人公演の長・和真あさ乃の頼もしいご挨拶

まずは、新人公演の長を務めたぷくくん(和真あさ乃)のご挨拶。

宝塚大劇場新人公演で学んだことを胸に、東京公演へ向けて新人公演メンバー全員で作品に向き合ってきたことを振り返りました。

「目指すべきものを見失いそうになることもありました」
という率直な言葉もありましたが、それでも自分を信じ、信念を持ってやり切ることの大切さを『RYOFU』という作品から学んだと語ります。

堂々と落ち着いた口調で、新人公演メンバーを代表する長として締めくくる姿がとても頼もしく感じられるご挨拶でした。

美颯りひとの初主演らしい誠実なご挨拶

続いて主演のりひとくん(美颯りひと)がご挨拶。

宝塚での新人公演を経て、自分自身の未熟さや課題、新たな可能性と向き合いながら東京公演のお稽古を重ねてきたことと語ります。

そして呂布という役を通して、
「呂布が最後に愛を知ったように、私も新人公演メンバーの仲間の温かさ、お客様からいただく拍手、支えてくださる方々の思いなど、これまで感じたことのないほど大きな愛を知ることができました。」
という言葉がとても印象的でした。

スタッフ、先生方、上級生、そして客席のお客様への感謝を一つひとつ丁寧に伝える姿からは、初主演らしい初々しさと真面目な人柄が伝わってきます。

最後には、この経験といただいた愛を胸に、本公演でも一回一回の舞台を大切に務めたいと力強く締めくくりました。

2回目も変わらぬ誠実さ

2回目のカーテンコールでは、
「本日学ばせていただいたことと、こうして舞台に立たせていただけていることへの感謝を忘れずに」
と改めて感謝の気持ちを述べ、
「鳳月さん率いる月組の一員として戦力となれますよう、精一杯務めて参りたいと思います。」
と、本公演への決意を語りました。

短いながらも、上級生への尊敬と月組生としての責任感が伝わる、とても誠実なご挨拶でした。
東京新人公演では、大劇場公演で積み重ねた経験をさらに発展させ、出演者一人ひとりが大きく成長した姿を見せてくれたように感じます。

りひとくんは初主演とは思えない堂々とした舞台姿を見せながら、ご挨拶では終始謙虚で真摯な人柄が伝わる内容でした。

そしてぷくくん(和真あさ乃)も、新人公演の長として落ち着いた進行と力強い言葉で公演を締めくくり、とても頼もしい存在感を見せてくれました。

月組の若手たちの高い実力と大きな可能性を改めて感じられる、素晴らしい新人公演でした。

  

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