真風涼帆の「宙、三本締め」で”ブチ上がった”千秋楽(宙組東京宝塚劇場公演千秋楽)

8月27日に宝塚大劇場で始まった宙組公演『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』『Capricciosa!!』が11月20日に東京宝塚劇場で千秋楽の幕を下ろしました。

『HiGH&LOW』に関してはその前の『FLY WITH ME』から始まっていたので、半年近く続いた『HiGH&LOW』がとうとう終わってしまったな〜とちょっと寂しい思いです。

千秋楽はライブ中継・ライブ配信も行われましたが、今回ライブ配信を観られなかったのが残念。
でも一回だけでしたが、劇場で生で観られたのは本当によかったです。

今日のタカラヅカニュースで千秋楽の模様が放送され、観劇した時の感動が蘇りました。

宙組東京宝塚劇場公演、千秋楽の様子

これまでネタバレをしないためか流れていなかった場面が、大千秋楽なので惜しみなく見せてくれたのが嬉しかったです。

『HiGH&LOW』ではカナ(潤花)が息を引き取るシーンや、その後で幽霊として出てきて「出ちゃった!」って言う場面、そしてコブラ(真風涼帆)とのキスシーンまでちゃんと放送してくれました。

あのキスシーン、劇場で観た時に二人がキスをしないままカナが死んでしまったのですごく残念に思っていたところ、最後にコブラが幽霊のカナとキスをしたので、なんかホッとしたのを覚えています(笑)

そして、お芝居もショーも退団者のみんながアップになっていたのが嬉しいです。
あーちゃん(留依蒔世)のエトワールもやっと映像で見られました。

真風涼帆の千秋楽ご挨拶

退団者が大階段を降りて退団のご挨拶をし、その後組長のすっしーさん(寿つかさ)から紹介されゆりかちゃん(真風涼帆)が千秋楽のご挨拶をしました。

まずは、大劇場に引き続き東京公演も無事に千秋楽の日を迎えられたことに安堵の気持ちと、お客様への感謝の気持ちでいっぱいだと話しました。

そしてLDHさんとのコラボレーションにたくさんの刺激をもらい、ショーではあらためて宝塚の魅力と向き合う、たくさんの学びのある二作品だったと。

「連日この劇場でかけがえのない宙組の仲間と共に、お客様と熱い魂を交わし合った日々は、かけがえのない大切な宝物になりました」

と、とても真剣な表情で語りました。
来年の退団という発表を聞いたうえでのこの言葉にはグッと胸に迫るものがありますね。

「この経験を糧に、さらにさらに宙組が、そして宝塚歌劇が発展していきますよう、日々精進してまいりたいと思っております。本日は本当にありがとうございました」

と最初のご挨拶を締めました。

はじめのご挨拶が感極まった感じで話していたのと打って変わって、次に幕が開いた時にはライブ中継とライブ配信を観ている人たちに向かって

「ブチ上がってますでしょうか〜?」

と耳に手を当てた後、

「イエ〜〜イ」

とちいさくガッツポーズして

「ブチ上がっていらっしゃるみたいです」

って、おちゃめなゆりかちゃんになってました。
でもその後はまた真剣な表情になって

「様々な形で応援してくださる皆様がいてくださるからこそ、私たちはこうして新しいものに挑戦することができております」

と言いましたが、本当にそうですね〜

コロナでいつ公演が止まってしまうかわからないこのご時世、ライブ中継やライブ配信という形で少しでも多くのお客さんに観てもらえるコンテンツがあるからこそ、今回の『HiGH&LOW』のような新しいものに挑戦できるんだと思います。

いったん公演が中止してしまうと莫大な損失となると思いますが、劇場のチケット以外に収益を上げられるライブ中継やライブ配信は今やなくてはならないものになっていますね。

私も何度もライブ配信で楽しませてもらっています。

恒例の退団者からの一言

さて、もう一度幕が上がると舞台上はゆりかちゃんと退団者5名だけになっていて、恒例の退団者からのもう一言のコーナーになりました。

花城さあや(101期)

まず最初はさあやちゃん(花城さあや)から。

「はい、じゃあさあやからお願いします」

とゆりかちゃんからふられて

「本当に幸せな時間をありがとうございました。この光景は一生忘れません」
と感慨深げに言いました。

惟吹優羽(101期)

次のいっぷー(惟吹優羽)は

「皆様、絆は永遠です。今まで本当にありがとうございました」

と爽やかに叫んでました。

琥南まこと(100期)

こなんくん(琥南まこと)は

「わたくしもこの景色を一生忘れません。ありがとうございました」

と一言。

希峰かなた(99期)

わんた(希峰かなた)は

「無事に派手に舞い散ることができました。本当にありがとうございました」

と達磨一家らしいコメント。

留依蒔世(97期)

そして、最後のあーちゃん(留依蒔世)は今回も

「ちょっと叫びたいことがございまして」

と言い出しました。
宝塚大劇場の時は退団者全員で「俺たちは!ムゲンだ〜!!」って叫びましたよね。
それを思い出したらしいゆりかちゃん

「お願いします」

と言ったんですが、今回はあーちゃん一人が叫ぶということらしいです(笑)
客席をにらみつけてグルッと指差しながら

「終わりは新たな始まりを意味する!覚えてろよ!!」

と苦邪組のリンらしくカッコよく叫んだので、ゆりかちゃんも手を叩きながら大喜び。
客席も大喜びでした。
さすがのあーちゃん、最後までカッコいい♡

これで思い残すことないといった顔にまたグッときました。

その後、組子全員を呼んで

「こうして全日程全員そろってこの日を迎えられましたこと、そして卒業するみんなのご挨拶を聞いていただけましたことを本当に嬉しく思っております」

とゆりかちゃんが言っていましたが、無事に退団者を通常の形で送り出せたことに組のトップスターとして本当に安堵したんだろうな〜と思って聞きました。

ところで、あーちゃんは退団後すぐに次のお仕事が発表になっていますね。
OGの凰稀かなめさんのコンサートや三ッ矢直生さんのディナーショーに出演が決まっているそう。
あーちゃんの今後のますますのご活躍、そして他の退団者たちも活躍してくれるのを楽しみにしています。

最後は「宙、三本締め」で

最後は

「こうして宙組が皆様とお会いできるのは、今年はもう最後となってしまいました」

ということで、客席と一緒に「宙、三本締め」で締めることになりました。

「タタタンタタタンタタタタンタンと手拍子をいただいて、間に出演者が『宙!』と言いますので、皆様は心の中で『宙!』と思っていただいて

と丁寧に説明をしてくれました(笑)
そして、

「それでは皆様お手を拝借願います!よ〜!」

の後、盛大に「宙、三本締め」をやって大盛り上がりのうちに

「本日は本当にありがとうございました〜!」

と千秋楽のカーテンコールが終わりました。

そういえば『NEVER SAY GOODBYE』の千秋楽ではやらなかったので、すごく久しぶりの「宙、三本締め」でしたね〜

今は各組それぞれ定番の千秋楽の儀式があります。
その公演ごとに違った何かでも楽しいですが、こうやって定番の儀式をやってくれるのも組のファンとしては嬉しいんだろうな〜と思いました。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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