スカイ・ステージで元星組トップスターの紅ゆずるさんがMCを務める『スミレTERRACE-その話聞かせて紅?』が2ヶ月ごとに放送されています。
これまで雪組、花組、月組、星組と放送されてきて、次は宙組かな?と思っていたら、今月は専科の2人がゲストでした。
各組、組長、副組長クラスのベテランと102期生、103期生くらいの若手男役がゲストに招かれていて、紅さんに新たな魅力を引き出されているのが本当に面白い番組で、毎回楽しみに視聴しています。
今回は専科生の中でも、元星組で紅さんと縁の深いじゅんこさん(英真なおき)とせおっち(瀬央ゆりあ)がゲストでした。
今回のゲストが発表された時点で、この3人が集まって面白くないはずがないと放送を心待ちにしていました。
スミレTERRACE-その話聞かせて紅?
番組は紅ゆずるさんがお茶を飲んでいるカフェにじゅんこさん(英真なおき)とせおっち(瀬央ゆりあ)が偶然やってくるていで始まりました。
が、あまりにわざとらしい芝居に早速紅さんからツッコミが!
そこからもボケをかまし続けて紅さんに「おとなしくして!」と怒られ急にスイッチ・オフしてしまうじゅんこさん(笑)
「私が(じゅんこさんの)スイッチ担当します」とせおっち。
この3人の関係性が本当に面白いです。
紅さんはじゅんこさんのことを”敬意を込めて”「じゅんちゃん」と呼んでいるんですって。
じゅんこさんは68期、紅さんは88期生。
20期も学年差があるのにこの関係は素敵です。
紅さんがじゅんこさんと会うのは退団以来5年ぶりなんだそうです。
そんなに久しぶりに会ったのにこの何の遠慮もない感じがいいです。
そしてせおっちと紅さんとは『夢の音楽会』以来ですね〜
あの番組での2人の絆も素敵でした♡
さて、この回のトークメニューは
1.紅ゆずるとの思い出
2.舞台でのアクシデント
3.この子は面白い!
4.ジェスチャーゲーム
の4つでした。
エマ・エージェンシー
英真なおきさんといえばヅカ界隈では知らない人のいない「エマ・エージェンシー」の創設者!
星組の余興のスペシャリストの集まりです。
オーディションがあるのも有名で、じゅんこさんが専科へ行った今でも星組で継続されているそうです。
今でも紅さんの元には「エマ・エージェンシーに入りました」と報告が来るとか。
なんですが…、なんと紅さんはそのエマ・エージェンシーには所属していなかったそうです。
それは知りませんでした。てっきり入っていたと思っていました。
じゅんこさん曰く、「紅さんは個人事務所だから声もかけなかった」そう(爆)
それには納得です。
せおっちはもちろん所属しているそうで、紅さんから羨ましがられていました(笑)
紅ゆずるさんと英真なおきさんの思い出話がすごい!
紅さんは初舞台も星組、組回りもなくそのまま星組に配属された生粋の星組っ子です。
その時にはすでにじゅんこさんは星組組長で、紅さんはじゅんこさんに並々ならぬお世話になってきたって。
バウホール公演『恋天狗』のお稽古中に話をした時のことを映像で覚えているというじゅんこさんの話に、それはすごいな〜と思ったら、その時の話の内容は全く覚えていないと言うのに大笑い。
初舞台で兵隊役をして谷正純先生から「威嚇射撃をしてみろ」と言われ思いっきり狙い撃ちをした話も面白かったですが、その初舞台でのもう一つの話がサイコーでした。
ある日、自分の出番の時に何故か同期のもう一人と「今は出なくていいか」と思ってしまった紅さん。
終演後に出なかったことをじゅんこさんに謝りに行った時に正直に「今日は出なくていいと思いました」と言うと、じゅんこさんから「そんな日ある?」と訊かれたと(爆)
あまりにキラキラの目でまっすぐに言われたから、そう言わずにいられなかったんだろうと話すじゅんこさん。
その後もとっても優しく「舞台には出なくていい日とかいうのはないからね」と諭されたそうで、紅さんは「これからは絶体出番には出よう」と思ったとか(笑)
上級生になってからもしそんな下級生がいたらじゅんこさんに言われたように言おうと思っていたそうですが、そんな下級生はいなかったと言う紅さんに「当たり前や!」とツッコんじゃいましたよ(笑)
それにしても紅さんのぶっ飛び具合も最高ですが、じゅんこさんの優しさも最高ですね。
舞台上でのアクシデントの話がさらにすごい!!
初舞台でのエピソードも舞台上でのアクシデントでしたが、他にもいろいろアクシデントの話があって、どれもめちゃくちゃすごいアクシデントで面白すぎました。
じゅんこさんは下級生の時に、紫苑ゆうさんに盗んだ王冠を渡す役の時に王冠を持って出るのを忘れて、エアで渡してしまった話をしてくれました。
その後紫苑ゆうさんは持っていない王冠を見ながら芝居をされたそうで、小休憩に謝りに行って
「自分が一番わかってるやろ?」
と紫苑ゆうさんに言われて号泣したというエピソード。
自分のミスで紫苑ゆうさんにそんな恥ずかしい思いをさせてしまったと反省していました。
せおっちは『ダンサ セレナータ』の舞台稽古で出番なのに楽屋にいて出とちった話。
「舞台稽古でよかったね〜」と2人から言われていましたが、本当にそう。
それで本番には絶対同じことをしなくなりますからね〜
そして、やっぱり紅さんのエピソードがすごかった!
ご本人がトップ時代の『霧深きエルベのほとり』の東京千秋楽でのハプニング。
物語の最後のじゅんこさん演じるヴェロニカとの芝居中に、号泣した途端に喉でメリメリという音がしたそうです。
じゅんこさんは気がついたと思うけど、全く動じずに芝居を続けてくださったと紅さん。
小休憩中に喉が熱くなって全く声が出なくなってしまい、その後のショーでは他の出演者やスタッフさんがフォローしてくれてなんとか乗り切ったということでした。
そんなことがあったんですね〜
当時話題になっていたのかな?
ちょっと記憶にないんですが、これはすごいエピソードでした。
「マナカナ」のコント
じゅんこさんとせおっちの関係も素敵です。
2人はゲラコンビなんだそう(笑)
ロミジュリのような笑っちゃいけないような作品でも袖でたわいもないことで笑って、笑いをこらえてお腹が痛くなってるそうなんです。
でもその内容はこれまた全然覚えていない…(笑)
そこで唯一覚えている「マナカナ」のコントを実際にやってくれました。
「マナだよ〜」「カナだよ〜」「マネージャーが使えないの」
とやってくれたんですが、それって「マナカナ」というより芦田愛菜ちゃんのモノマネでした(笑)
芦田愛菜ちゃんからマナカナに発展したそうで、2人のセンスに脱帽しました。
そんなボケ続けるじゅんこさんとせおっちを見ながらツッコミつつ笑い続ける紅さんという図が最高でした。
トーク以外には恒例の紅子のコーナーで「はあって言うゲーム」で盛り上がったり、トークコーナーの最後にジェスチャーゲームで盛り上がったりと本当に楽しい時間を過ごした3人。
番組の終わりに「もう終わりなんです」と紅さんが言うのに対して
「終わりがあるんですか?」
と訊くじゅんこさん(爆)
30分なんて短すぎますよね!
本当に27時間番組にしてほしかったです(笑)
「外の世界で大変なこともあるだろうけど頑張ってください」
と紅さんを励まし
「おもろいいい子やから」
と大阪人の最上級の褒め言葉で褒めるじゅんこさんでした!
3人の絆が最高でめちゃくちゃ楽しい番組でした。
読んで頂き、ありがとうございました。
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