小桜ほのかが語る礼真琴さんへの特別な思い!星組で培った歌への向き合い方が光る『Tune Select』

タカラヅカニュースの新コーナー「Tune Select」。

出演者が思い入れのある宝塚歌劇の楽曲をセレクトし、その曲にまつわる思い出や魅力を語るコーナーですが、今回は専科のほのかちゃん(小桜ほのか)が登場しました。

Tune Select 専科 小桜ほのか

星組から専科へ異動し、現在は雪組公演『ポーの一族』でシーラ・ポーツネル男爵夫人を演じているほのかちゃん(小桜ほのか)

今回選んだのは、

・「夜明け色に、咲いた花」(『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』より)
・「摩天楼の迷い子たち~Speak Low」(『エスペラント!』より)
・「永遠の愛」(『ポーの一族』より)

の3曲です。

どの曲にも深い思い入れがありましたが、とりわけ「摩天楼の迷い子たち~Speak Low」について語るほのかちゃんからは、トップスターの礼真琴さんと歌を作り上げていった時間への特別な思いが強く伝わってきました。

「夜明け色に、咲いた花」――日々への感謝を思い出させてくれる曲

1曲目は星組公演『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』より「夜明け色に、咲いた花」。
プロローグでディミトリを演じる礼真琴さんがソロで歌っていた楽曲で、ほのかちゃん自身もリラの花の精としてダンスとコーラスで参加していました。

「人は生まれる場所を選べない、咲く庭選べぬ花のように。けれど人は生きる道を選び、さだめ、選んで行ける」という歌詞に強く惹かれているそう。

この曲を聴くたびに日常に感謝したり、前向きに歩んでいきたいと思ったり、大切な人に感謝する気持ちになったりするというほのかちゃん。
作品の思い出だけではなく、今を生きる自分自身にも重なる、大切な一曲なのだそうです。

「摩天楼の迷い子たち~Speak Low」――礼真琴さんと声を重ねた、人生で一番の思い出

今回、最も熱く語ってくれたのが『エスペラント!』より「摩天楼の迷い子たち~Speak Low」。
日常の中にある美しさを見つけることで希望を見いだし、幸せになれる――そんな温かな思いが込められた場面で歌われた曲です。

何よりほのかちゃんにとって大きかったのは、星組に入ってからずっと憧れ続けてきた礼真琴さんと声を重ねられたこと。

「礼さんのお声に声を重ねさせていただける」という喜びに胸が弾み、その場面の中で登場人物たちの心が動いていく感覚とも重なって、とても幸せな思い出になったと語っていました。

そして、ここからが歌い手・ほのかちゃんのこだわりです。
本番では、礼さんの呼吸の「吸い始め」から、伸ばした音の先で呼吸が途切れるところ、そして再び新しい息が入っていくところまで、とにかく細かな呼吸まで揃えたいと意識していたそう。

長い音ならビブラートの細かな揺れまで聴き取り、メロディーの旋律をどう捉えているのか、その先の先まで礼さんの歌を聴いて合わせていく。
ただ一緒に歌うのではなく、「どれだけ礼さんの声を聴いて揃えられるか」「2人の気持ちを一つにしてお届けできるか」ということを一番に考えて歌っていたという言葉が、とても印象的でした。

さらに場面が進むにつれて、曲のリズムもワルツからスイングへと変化。
心の変化、場面の変化が音楽そのものにも表れて、さまざまな段階を経て最後には日常へ戻っていく――そんな場面の構成も大好きだったそうです。

そして最後には、
「何よりやっぱり礼さんと歌わせていただけたっていうのが、もう私の人生で一番の思い出です」
と、しみじみ。

この一言からも、礼真琴さんと過ごした星組時代が、ほのかちゃんにとってどれほど大切な時間だったのかが伝わってきました。

「永遠の愛」――シーラの希望と憧れ、夢が詰まった一曲

3曲目は、現在出演中の雪組『ポーの一族』より「永遠の愛」。
ほのかちゃんが演じるシーラ・ポーツネル男爵夫人が、あーさ(朝美絢)演じるエドガーに自分と男爵との出会いの始まりから語っていく場面で歌われます。

「迷うことなく、私は答えた。彼と生きる道を選んだ」というところへ向かって高まっていく気持ちには、小池修一郎先生がシーラという人物を作るうえで込めた思いがたくさん詰まっていると感じているそう。
シーラの希望や憧れ、そして「永遠の愛」への夢――彼女のすべてが詰まった一曲です。

一方で、細かなリズムや音階など難しい部分も多く、現在も公演を重ねながら練習を続けているとのこと。

オーケストラのリズムや美しい音色、徐々に高まっていく音楽をシーラの鼓動の高まりや夢の膨らみと重ね、最後には弾けて飛んでいくような表現にしたいと、自身の心情とも重ねながら歌っているそうです。
最後に気合を込めて「頑張ります!」と締めるところも、ほのかちゃんらしくて可愛かったですね。

今回の3曲も「配信deタカラヅカ」で聴くことができます。

 

 

礼真琴さんから受け取ったものを糧に、専科でさらに輝いてほしい!

今回の『Tune Select』で改めて感じたのは、ほのかちゃんにとって礼真琴さんと歌った時間が、単なる共演の思い出ではなく、歌い手として大きな財産になっているということ。

呼吸の入り方、音の伸ばし方、ビブラート、旋律の捉え方まで、相手の歌を徹底的に聴いて一つの音楽を作り上げる。
星組・礼真琴さんのもとで培ってきた、歌に対する細やかなこだわりと真摯な向き合い方が、今のほのかちゃんの歌にも確実につながっているように感じました。

そして今は専科生として、まずは雪組『ポーの一族』でシーラという大役に挑戦中。

さらにこれからは、さまざまな組の作品に出演することになるでしょう。

星組で磨き上げてきた歌唱力と、礼真琴さんから学び取った「歌をどう届けるか」という姿勢を糧に、組を越えて新しい魅力を見せてくれるのではないでしょうか。

その礼真琴さんも、宝塚退団後は『BOOP! The Musical』で主演を務め、柚希礼音さんとも共演。
2026年5月から8月にかけて東京・大阪・福岡で公演を行いました。

そして9月からはWOWOWで冠音楽番組「礼真琴CROSS HAUS」がスタート。
多彩なアーティストをゲストに迎え、歌やトークを繰り広げる新たな活動にも挑戦しています。

礼真琴さんが宝塚の外でも歌の世界を広げていく一方で、その背中を見て学んできたほのかちゃんも専科生として新たなステージへ。

今回の『Tune Select』は、3曲の紹介を通して、ほのかちゃんがこれまで積み重ねてきたもの、そしてこれからの可能性まで感じさせてくれる、とても素敵な回でした。

『ポーの一族』でのシーラはもちろん、これから専科生としてどんな組で、どんな役と歌に出会っていくのか。

ほのかちゃんのさらなる飛躍が、ますます楽しみです!

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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