花組の別箱公演は2つとも12月11日に大千秋楽を迎えました。
極美慎の花組への組替え初の主演作品『DEAN』も、日本青年館ホールで全員で無事に駆け抜けることができて本当によかったです。
この公演も11月22日にライブ配信がありましたが、残念ながら私は見ることができず…
タカラヅカニュースでの映像を楽しみに見ました。
花組 日本青年館ホール公演『DEAN』千秋楽
慎くん(極美慎)のジェームズ・ディーンは、まさに役を生きるという言葉がぴったり。
ジェームズ・ディーンの複雑で繊細な内面をリアルに表現する、心を震わせられるお芝居でした。
ビジュアルや所作もディーンそのものといった感じで、カッコいいのはもちろん、母性本能をくすぐられる表情やセリフ回しも素晴らしい。
短い映像でも慎くんのディーンが愛しくなりました。
ヒロインのピア・アンジェリを演じたあわちゃん(美羽愛)や、2番手役ベンを演じたらいとくん(希波らいと)とのお芝居も相性ばっちりで、もうすっかり花組生です。
大劇場公演で花組生全員と一緒に舞台に立つ慎くんがまた楽しみになりました。
極美慎の千秋楽ご挨拶
カーテンコールでのご挨拶は、美風舞良組長に紹介されてやや緊張気味に話し始めた慎くん。
「花組の極美慎でございます」ももうすっかり板についてますね。
その後は、ジェームズ・ディーンを演じている中でどんどん増していった彼へのリスペクトの気持ち、作品中に出てくる「役者という仕事の尊さ」を痛感したという話をし、
「昔も変わらなかった夜空を見上げて、彼の心に触れたいなと思いながら夜空を見上げて過ごしていた」
とお稽古期間のエピソードなんかも教えてくれました。
そして初めて一緒に舞台を作った花組の仲間たちとの新たな出会いへの思いや、自分たちと同じようにこの作品を愛してくれるお客さんへの感謝の気持ちをとても真面目な言葉で話す慎くん。
2回目のカーテンコールでも、ジェームズ・ディーンへのリスペクトと同時に、これまでこの役を演じた偉大な上級生へのリスペクトも一瞬たりとも忘れたことがないと語り、主題歌の歌詞に出てくる
「この時代を超えていくという美しさ、尊さ、そして輝きそんなものを感じた日々でした」
と。
自分がこの作品に出会えて幸せだと思っているように、お客さんにもそう感じてもらえたら嬉しいという言葉でご挨拶を締めた慎くんでした。
作品中の言葉を引用しながら、終始考え抜かれた言葉で、とてもしっかりとしたご挨拶で、本当に感心しました。
慎くん、もうすっかり上級生です。
本当に頼もしい。
だけど、幕が下りる時にスタッフの方が降らせてくれた紙吹雪と風船に
「わ〜、なんだこりゃ〜!?」
と大はしゃぎしながら拾いに行くところは、やっぱりやんちゃな慎くん(笑)
可愛いです♡
そして最後は、シアター・ドラマシティでの千秋楽に続いて、慎くんの宝塚人生で2度目の“花組ポーズ”もやってくれました。
ドラマシティの時は、「永久輝さんからぜひやってみてくださいと言ってもらった」と言いながらかなり緊張しながらやったそうです。
「花組〜!最高〜!!」と花組ポーズをやった後に「イエ〜ィ!!」とはしゃぐところも昔のままの慎くん。
これから、この花組の中で花組生として輝いていくんだなと、期待がますます大きくなりました。
大劇場公演もものすごく楽しみです。
読んで頂き、ありがとうございました。
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