花組希波らいとくんのバウ初主演公演『儚き星の照らす海の果てに』が3月21日に開幕しました。
中村真央先生のデビュー作でもあり、観劇した方たちの感想を見ていると中村先生のこだわりがたくさん詰まった意欲作のようで、とても好評です。
今日のタカラヅカニュースでその初日の模様が流れました。
花組 宝塚バウホール公演『儚き星の照らす海の果てに』初日
ダイジェスト映像を見るとセットがすごく凝っているのがわかりました。
セットのいろんな所に船の設計図(タイタニック号の設計図なんでしょうね)が描かれていて、それをキャストが動かしていろんなセットになるのがすごいです。
そのセットが最後に組み合わさって、舳先側から見たタイタニック号になっているのには感動しました。
らいとくん(希波らいと)演じるトーマスと二葉ゆゆちゃん演じるヘレンは、再会してプロポーズするところから描かれるんですね。
同期コンビの2人のロマンスもしっかり描かれているようです。
そして豪華客船を設計しようと希望に満ちたところから、トーマスとイズメイ(夏希真斗)が救命ボートのことで対立し、だんだんとあの悲劇に向かっていく予感をさせる展開にもゾクゾク。
フィナーレも構成、衣装、振付どれも素敵で、ダイジェストで見ただけでもいい作品だな〜と思えました。
それにしてもらいとくん、本当にスタイルがよくてどの衣装もめちゃくちゃ似合ってますね〜
本編中の衣装はもちろん、フィナーレの黒燕尾やデュエットダンスの衣装など足の長さが活かされて本当に素敵で、目の保養にもなりました(笑)
希波らいとの初日ご挨拶
まずはこの公演の長の峰果とわくんのご挨拶。
この公演は中村真央先生のデビュー作品、そして希波らいとの初主演作品という言葉に客席からも出演者達からも温かい拍手が起きていました。
それに笑顔でお辞儀するらいとくん。
「中村真央先生のこの作品に込められたメッセージを千秋楽の日まで我々がお預かりし、大切に育んでいけますよう精進してまいります」
というとても素敵なとわくん(峰果とわ)のご挨拶でした。
そして主演のらいとくんの初日ご挨拶も、とても素敵な言葉で彩られていました。
タイタニック号という偉大な船を設計したトーマス・アンドリューズを演じることは大変光栄で、誠実でまっすぐで信念を貫く強さを持った彼にたくさんの学びをもらったと。
そして中村真央先生がたくさんのこだわりを持って描いた物語の魅力を届けることへのプレッシャーや葛藤はあったけれど、愛と向上心に満ちたお稽古場の日々が楽しくて愛おしかったと話しました。
「今日初日を迎えて、皆様と共有させていただける空間がさらに愛おしくてたまりません」
と気持ちを込めて話す姿がとてもカッコいい。
「いつも感謝の気持ちでいっぱいの皆様に、この作品を通して感動と愛を伝えられるよう千秋楽まで精進してまいります」
という言葉で最初のご挨拶を締めましたが、初主演とは思えないほどしっかりとして落ち着いたご挨拶でした。
“嫁”役の二葉ゆゆへの温かい言葉
次に幕が開いた時に、相手役のゆゆちゃん(二葉ゆゆ)の方を振り返りながら
「今回嫁をしているゆゆちゃん、宙組へ行く前にこういう形で同期で夫婦をさせていただけるのは本当に嬉しい限りで」
と話し始めました。
それにはゆゆちゃんも感動した顔でらいとくんを見つめながら「はい」とうなずていましたが、その2人の姿を見てキュンキュンした感じで手を合わせているイズメイ役の夏希真斗くんにほっこりしちゃいました。
そして、ゆゆちゃんの隣の美空真瑠くんが2人を並ばせようとしてゆゆちゃんを優しく押し出しているのにもほっこり。
「このような同期コンビでしか出せない魅力があると思うので、一緒に夫婦として愛を紡ぎながらお客様にもその愛をお届けできるよう頑張ってまいりたいと思います」
と、途中ゆゆちゃんを振り返って見つめ合いながら話すらいとくん。
とっても温かい言葉でした。
ゆゆちゃんはこれまで新人公演でもヒロインに選ばれたことがなく今回が初めてのヒロインでしたが、らいとくんが言う通り、花組最後の公演で同期のらいとくんと主演コンビとして組めて本当によかったと思います。
こんなにヒロインにぴったりな娘役さんなのに、これまでヒロインが回ってこなかったのが不思議なくらいです。
宙組へ行ったらたくさん活躍してくれることを期待しています。
バウホールへの思い
次のカーテンコールでは、
「ゆゆちゃんから教えてもらったんですけど」
と話し始めるので何かなと思ったら、バウホールのバウは船の舳先という意味で、新しい時代の先駆けとなるよう願いを込めてつけられた名前だという話でした。
それってスカイ・ステージの番組でもたまに教えてくれるので、ヅカファンの中には知っている人も多いと思うのですが、らいとくんがゆゆちゃんから教えてもらうまで知らなかったのはちょっと意外(笑)
まあそれはともかくw、
「この作品では何回も船の舳先のセットが組まれるので、この作品への思いとバウホールで初主演させていただくことへの思いが重なる部分がたくさんあります」
ということを話しながら、だんだん気持ちが高ぶってきた感じのらいとくんでした。
その後カットされていたので、気持ちが入りすぎて噛んじゃったのかな?(笑)
「皆様にこの思いを届けていけますよう、千秋楽まで毎日毎日、日々を大切に心を込めて演じてまいりたいと思います。本日は本当にありがとうございました!」
と、最後まで笑顔でご挨拶を終えました。
ご挨拶を終えた後は充実感に満ちたとてもいい笑顔をしていたのが印象的。
4月3日の千秋楽までしっかりやりきって、今後につなげていってほしいなと思います。
頑張れ〜!
読んで頂き、ありがとうございました。
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