咲ちゃん(彩風咲奈)の退団で今でもなんだかぽっかりと胸に穴が開いたような気持ちですが、卒業があるのが宝塚。
そしてどんどん新しいスターが育っていくのも宝塚です。
先週10月12日に宙組風色日向のバウ初主演公演『MY BLUE HEAVEN -わたしのあおぞら-』が初日を迎え、タカラヅカニュースでもその模様が放送されました。
宝塚バウホール公演『MY BLUE HEAVEN -わたしのあおぞら-』初日
ダイジェスト映像を見て
戦中戦後の激動の横浜を舞台とした作品ということですが、プロローグはとても明るくて宝塚らしいプロローグです。
その後は戦中の様子が赤い布を使って表現されていたのは宝塚ならではだなと思いましたが、ドラマなどではよく目にするトタンでできた家々や闇市の様子などは宝塚の舞台で見ると新鮮に感じます。
ダイジェストでも展開の目まぐるしさがわかり、稽古場レポートでジェットコースターのような作品と言っていたのがなるほどなという感じでした。
この激しい展開の末にどんな結末が待っているのか楽しみです。
そして、フィナーレは全員がセーラースタイルで、とってもかわいい感じなのがまたいいな〜と思いました。
風色日向の初日ご挨拶
副組長のなっつ(秋奈るい)から
「この公演は風色日向が宝塚バウホール公演初主演となっております」
と紹介があり、客席から大きな拍手、そして出演者からも「ヒュ〜ヒュ〜」と声がかかっていました。
そして、そのひなこ(風色日向)のご挨拶。
「今から80年ほど前、明日どうなるかもわからないような過酷な日々の中、それでも明るくひたむきに懸命に生きる人々がいました」
と作品の世界について語り、その人々の生きた証を感じ彼らの紡ぐ物語を自分たちの思いを乗せてお届けしたいと話すひなこ。
「今回この素敵なカンパニーで作品を作ることができた喜びは、今日の青空のように果てしなく大きく、先生方、スタッフの方々、そして劇場に足をお運びくださる皆様のおかげと深く感謝申し上げます」
と感情を込めて淀みなく話すひなこのご挨拶に感心しました。
バウホール初主演でこれほどしっかりとご挨拶できるとは素晴らしい。
と思ったら、どうやらちょっと噛んでしまったのが編集でカットされていたようです(笑)
それでも
「皆様のお心にいつまでも温かく残るような作品となりますよう、出演者一同精一杯務めてまいりますので、千秋楽までどうぞよろしくお願い申し上げます」
としっかりと最初のご挨拶を締めました。
そうかと思ったら2回目のカーテンコールでは、
「私は雨女なのに今日は快晴で、すごいな〜、持ってるな〜って自分で思いました」
なんて急にくだけた調子で話し出すので、劇場中が笑いに包まれていました。
最後のカーテンコールでもお客さんに感謝の気持ちを伝えてから「とてもほっとしております」と緊張がほぐれた感じでほんわかと話すのがなんとも言えず可愛らしい。
「そうですね〜」と言ってから
「上級生から下級生まで本当に素晴らしいメンバーですので、端から端までお見逃しなく観ていただけると嬉しいです」
と出演者たちを見渡して言うひなこに、後ろのキャスト達も温かい笑顔でひなこを見つめたり、それぞれ顔を見合わせたりとほっこりした空気感になっていましたが、その表情からカンパニーのみんなからひなこへ寄せる信頼を感じます。
最初のご挨拶では緊張していたんでしょうね〜、2回目以降その緊張がほぐれたのか普段のひなこのおっとりした感じが出てきたのが初々しいな〜と思って見ていました。
2度の新人公演主演を経て今回研9にしてようやくバウ初主演を射止めたひなこ。
最後までこのカンパニーを引っ張って無事に千秋楽まで完走できますよう応援しています。
読んで頂き、ありがとうございました。
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