東京芸術劇場プレイハウスでの公演が終わって、次は明日9月14日からバウホールでの公演が始まる風間柚乃主演の『BLUFF』。
私も東京芸術劇場プレイハウスへ観に行ってきましたが、最高に面白い正塚晴彦先生らしい秀作でした。
バウホールでの公演回数が8回しかないのはもったいないな〜と思います。
ライブ配信はありますが、9月18日の水曜日で平日なのがちょっと残念。
どうせ平日なんだったら19日の千秋楽の回をやってくれればいいのにね〜
私の観劇の感想はこちらです。
タカラヅカニュースではこの公演の「突撃レポート」が放送されました。
主演のおだちん(風間柚乃)を中心に公演の見どころなどについて語りましたが、公演と同じく爆笑続きの突撃レポートでした。
月組公演『BLUFF』突撃レポート
『BLUFF』の突撃レポートに出演したメンバーは、主演のおだちん(風間柚乃)、ヒロインのまのんちゃん(花妃舞音)、2番手役のあみちゃん(彩海せら)、それとメンデス役を演じたスカイ・レポーターズのやすくん(佳城葵)の4人です。
まずは、おだちんに対して「初東上公演主演おめでとうございます!」というところから始まりました。
公演が始まっての印象を訊かれて、これだけ毎公演お芝居が違うというのは初めてで新鮮だという話になって、「舞台は生もの。それが一番です」とやすくんの持ってるマイクに口を近づけて言うおだちん(笑)
そこから笑いに包まれていました。
出演メンバーそれぞれの役について
風間柚乃:ドノヴァン
おだちん(風間柚乃)演じるドノヴァンは天才詐欺師ということで、“天才”というところに苦労したとちょっとおちゃらけながら言うおだちん。
どうも上手く表現できずにいると、あみちゃん(彩海せら)が
「(役を)作り込んで持ってくるというよりは、大事な部分だけあってあとは話の流れに身を乗せてるという感じがします」
と助け舟を出してくれました。
「それが言いたかったんです。ありがとう、あみ」
とおだちん、ちゃっかりしてます(笑)
花妃舞音:シャロン
まのんちゃん(花妃舞音)は毎回お客さんの反応が違うのが新鮮で楽しいということを言ったら、やすくん(佳城葵)から「今日は実験室の場面がすごく楽しかったです〜♪」って袖で言ってたのを暴露されてました。
あの場面では詐欺師が本業のようにいきいきしているとおだちんからも言われるまのんちゃん。
そして、弟のロジャーを演じているあみちゃん(彩海せら)からは、最初の刑務所から出てきたところのシャロンの怒りのお芝居が舞台に来てからどんどんすごくなってきていて、プルプルと震えているって。
ロジャーとしてはそれが余計にイライラするんだそうですが、他のみんなからは「可愛い」って言ってもらってました。
彩海せら:ロジャー
そのロジャーを演じているあみちゃん、最後にちょっとだけドノヴァン達の仲間と一緒になるシーンでは、ロジャーとしてはお仲間の一員になれた気がしているそうです。
計画が成功してそれぞれが別の道に行くところで、どの人に付いて行ったら得かを見定めていて、そこでコステロ(真弘蓮)に狙いを定めてるんだそう。
そんな感じで袖にはけていってるとおだちんにも見破られていたので、ちゃんとそういうお芝居をしてるんでしょうね〜
そこは観る前に聞いておきたかったです。
それから、「BLUFFのロジャーで通ってる」という台詞がありますが、なんと劇中で「BLUFF」という言葉を台詞として言っているのはロジャーだけなんですって。
調べたら「BLUFF」ってはったりとかこけおどしという意味のスラングなんですね〜
その「BLUFFのロジャーで通ってる」をドノヴァンに向かって言うあみちゃんのドヤ顔が面白いらしいです。
自分だけでなくみんなに見てほしいっておだちんが言ってました(笑)
セットについて
実際に舞台に来てセットに驚かされることが多かったそうです。
とくに実験室のダイヤ製造機はまさかレバー一つであんなに虹色にキラキラするとは思わなかったって。
確かにあのダイヤ製造機のセットはすごくよく出来ていました。
煙を吹き出したりして、あれも笑いの要因の一つでした。
それと、壁のセットに新聞紙がいっぱい貼ってあるのがとってもおしゃれなんですが、あの新聞紙はちゃんと文字が書いてあるそうで、「Japanese Olympic」なんて言葉が書いてあるのも発見したとか。
そういえば、ポスターのバックにズラッと書かれてある英文にはちゃんとこの公演の説明が書かれてあるとNOW ON STAGEで話してましたっけ。
正塚晴彦先生のこだわりなんでしょうね〜
もう一つ、場面転換の時などに使われる壁のセット、おだちんによると“ワイパー”というらしいですが、あれもすごく効果的に使われていました。
最初はロジャーが出所してくる刑務所の塀になってたり、途中では2つの壁の間に隙間ができてアパートの入口になってたり、はたまた穴の部分に電話が設置されて公衆電話になってたり。
観劇した時に感心したんですが、出演しているみんなもすごいな〜と思っていたんですね。
舞台装置評論家になってwおだちんが解説してくれました(笑)
フィナーレについて
この公演にはとってもおしゃれなフィナーレもついてます。
本編が終わってまず登場するのがバシッとスーツでキメたあみちゃんを中心とした男役のナンバーです。
椅子を使ってカッコよく踊るんですが、パッとあみちゃんが目に入った時『わっ、カッコいい〜♡』と思いました。
一緒に行った友達はロジャーと同じ人だと気が付かなかったって言ってました。
あみちゃん自身もお客さんに気付いてもらってるのか心配みたいでした。
あのナンバーは、あみちゃんとしては後日談でロジャーが「BLUFF」というカジノを開いたという裏設定を考えてるそうです(笑)
その後はみちるちゃん(彩みちる)を中心とした娘役のナンバーがあって、おだちんとまのんちゃんのデュエットダンスがあります。
ダンスとしてはシンプルだけどすごく素敵。
そして踊り終わった後の主題歌の歌詞がそれまで歌われていたのと少し変わっているのがみそらしいです。
「BLUFFじゃない」っていう風に変わっているのが嬉しいってまのんちゃん。
ほ〜、なるほど、ドノヴァンとシャロン2人のこれからの人生はBLUFF(はったり、こけおどし)じゃないってことなんですね〜
ほんと細部におしゃれなこだわりがあって、正塚先生素晴らしいって改めて思いました。
このメンバーだからこその笑いの多い突撃レポート。
いろんな細かい設定なども聞けて、ますますこの作品が好きになりました。
できれば観劇前に知っておきたかったな〜
これからご覧になる方はぜひこの突撃レポートの話を参考に細部まで観てくださいね。
読んで頂き、ありがとうございました。
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