華世京、妖しく魅惑的なエドガーにゾクゾク!雪組『ポーの一族』新人公演

本日のタカラヅカニュースで、8月6日に宝塚大劇場で行われた雪組『ポーの一族』新人公演の模様が放送されました。

今回、エドガー・ポーツネル役で新人公演主演を務めたのは、106期生のかせきょー(華世京)。
今回で新人公演主演は3回目となり、昨年にはバウホール公演『ステップ・バイ・ミー』でも主演を経験しています。

本公演ではジャン・クリフォード医師を演じているかせきょーが、今回はまったく違う魅力を持つ永遠の少年・エドガーに挑戦。
その姿をタカラヅカニュースの映像で見て、まず感じたのは「こんなに妖しいエドガーになるんだ!」という驚きでした。

雪組 宝塚大劇場 新人公演 『ポーの一族』

華世京のエドガーが妖しく魅惑的!

本公演のジャン・クリフォードは知的で大人の男性の役ですが、エドガーでは一転。
少年らしいあどけなさを残しながらも、どこか人間ではないものを感じさせる妖しさがあり、まさに『ポーの一族』の世界に生きる存在として完成度の高いエドガーを作り上げていたように感じました。

特にゾクゾクしたのが、プロローグで主題歌を歌い終えたあと。
すっと後ろを振り向き、そのまま舞台奥へ下がっていく直前に、かせきょーがふっと浮かべた妖しい笑み。
ほんの一瞬の表情なのですが、それがものすごく印象的でした。

こういう一瞬の表情でエドガーの世界を見せられるところに、これまで主演を重ねてきた経験値も感じました。

今回の新人公演について、かせきょー自身も、過去2回は頭が真っ白になる感覚があったものの、今回は共演者の表情や息づかいを感じながら演じられたと振り返っています。
そして「エドガーの人生を自分自身が楽しんで演じられた」と語っていたそう。

まさに今回の映像からも、真ん中に立つ責任感を背負いながらも、エドガーという役そのものを楽しみ、自在に操っているような余裕が感じられました。

澄花まいのメリーベルは、お人形のような可愛らしさ

ヒロインのメリーベルに抜擢されたのは研2の澄花まいちゃん。
まだ経験が少ないこともあり、歌やお芝居については、これからさらに頑張ってほしいなと感じる部分もありました。

ただ、本役の音彩唯ちゃんとはまた違ったメリーベルになっていたのが印象的。

まるでお人形のような可憐な雰囲気があり、「ポーの一族」の幻想的な世界にはよく似合っていたと思います。

本役の音彩ちゃんからも「自分の納得できるメリーベルを作ったらいいよ」と言葉をかけてもらいながら役を作り上げていったそうで、東京の新人公演ではさらにどんなメリーベルになっていくのか楽しみです。

他のキャストにもそれぞれの個性が感じられる

アラン役の律希奏くんも良かったです。
前回の『ボー・ブランメル』新人公演で初主演を経験したこともあり、自分なりのアラン像をしっかり作り上げようとしていることが伝わってきました。
本役のあがちん(縣千)のアランとはまた違った、律希くんならではのアランになっていたように感じます。

フランク・ポーツネル男爵役の霧乃あさとくん、シーラ役の白綺華ちゃん、ブラヴァツキー役の華純沙那ちゃんも、それぞれ存在感がありました。
残念ながら今回のタカラヅカニュースでは歌の場面をほとんど見ることができませんでしたが、SNSでの感想を見ると、歌もお芝居も素晴らしかったという声が多く、こちらも東京の新人公演で改めて注目したいところです。

何より今回の新人公演は、かせきょーを中心に、それぞれの若手スターが自分なりの役を作ろうとしていることが感じられる舞台だったのではないでしょうか。

カーテンコールでは頼もしい座長に

そして最後はカーテンコール。

かせきょーは、まず出演者全員が無事に新人公演を終えられたことを喜び、長く愛され続けてきた『ポーの一族』を新人公演メンバーだけで作り上げることは「とても難しく、すごく険しい道のりだった」と振り返りました。

本公演で上級生の姿から多くを学びながら、一人一人が自分の課題と向き合い、乗り越えようともがいてきた稽古期間を「かけがえのない貴重な時間」と表現。

そして、上級生や先生方、スタッフ、お客様への感謝を丁寧に伝えました。

最後には、
「エドガーにとって時は永遠ですが、私たちは限られた時間しかありません」
と語り、この新人公演で得た学びを、明後日からの本公演、そして東京での新人公演につなげていきたいと決意。

妖しく美しいエドガーを演じていた舞台上の姿から一転、カーテンコールでは新人公演メンバーを背負う主演として、落ち着いて言葉を届ける姿がとても頼もしく見えました。

2回目のカーテンコールでは、新人公演メンバー全員で明後日からの本公演も精一杯務めることを改めて約束。

今回の新人公演でさらに経験を積んだかせきょーが、これからどんな男役へと成長していくのか。
そして、東京での新人公演では今回の経験をどのように深め、さらに妖しく魅惑的なエドガーを見せてくれるのか。
タカラヅカニュースの短い映像だけでも、その可能性を強く感じる新人公演でした。

  

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