鳳月杏&天紫珠李 退団発表記者会見まとめ―“最後まで月組らしく”歩むトップコンビ

本日のタカラヅカニュースでは、昨日5月19日に行われた月組トップスター 鳳月杏とトップ娘役 天紫珠李の退団発表記者会見の模様が放送されました。

二人とも真っ白な装いに包まれ、穏やかな笑顔の中にも、宝塚人生への深い想い、そして“最後まで月組生として舞台に立ち続けたい”という強い覚悟が感じられる会見に。
お互いへの信頼と絆も伝わる、とても温かな時間でした。

鳳月杏 退団発表記者会見

「4作で卒業」はお披露目後に決意

一昨日5月18日に、次回大劇場公演『天穹のアルテミス』『Belle Époque』での退団を発表しました。
ちなつちゃん(鳳月杏)は、お披露目公演『ゴールデン・リバティ』『PHOENIX RISING』の終了後には「4作で卒業する」という思いを固めていたと明かしました。
ただ、その時点では具体的な作品や時期は決まっておらず、「そのくらいまで頑張る」という気持ちで進んでいたそうです。

天紫珠李とは“最初から同じタイミングで”

相手役のじゅりちゃん(天紫珠李)については、
「就任した時から、お互い卒業も同じタイミングでするという認識だった」
と語ったちなつちゃん。

『侍タイムスリッパー』のお稽古中に退団時期が具体化し、その後じゅりちゃんから「一緒に卒業させていただきます」と連絡があったというエピソードも印象的でした。

トップコンビとして歩んできた二人の絆の深さが伝わってきます。

月組生には千秋楽前日に報告

月組生たちには、『RYOFU』『水晶宮殿』宝塚大劇場千秋楽の前日に報告。

「みんな察してくれてるかなと思っていたけれど、びっくりしている子もいた」
と話しながらも、その姿を見て「みんな日々の舞台を大切にしているんだなと伝わって嬉しかった」と振り返りました。

また、自身もこれまで多くのトップスターの退団を見送ってきた経験から、
「トップスターの退団発表は下級生たちにとって、自分の課題や未来を考えるきっかけにもなる」
と優しく語っていたのが印象的でした。

“失敗を恐れず挑戦してほしい”

組子たちへのメッセージでは、
「失敗を恐れずチャレンジすること」
「リラックスして挑戦できる空気を作りたい」
という思いを語ったちなつちゃん。

自ら率先して挑戦する姿を見せることで、下級生たちが“挑戦してもいいんだ”と思える空気を作りたかったそうです。

さらに、
「全てはお客様のため」
という言葉もとても印象的でした。

どんな壁にぶつかっても、“何のために舞台に立っているのか”を忘れないでほしい――そんなトップスターとしての愛情が伝わるコメントでした。

花組への組替えが大きな転機に

タカラヅカニュースではカットされていたんですが、公式サイトによると、会見では自身のターニングポイントについても語っていました。

ちなつちゃんにとって最大の転機は「花組への組替え」だったそう。

当時、自分の持ち味や足りない部分に悩んでいた中で、花組で多くを吸収し、自信を持って舞台に立てるようになったと振り返っています。

「この経験がなければ今の自分はない」
という言葉からも、花組時代が現在の鳳月杏を形作る大きな財産だったことが感じられました。

『侍タイムスリッパー』で感じた新しい感覚

思い出深い作品としては『侍タイムスリッパー』を挙げ、
「“宝塚の男役”を意識せず自然体で舞台に立てた」
とコメント。
力が抜けた状態で芝居に向き合えたことで、お芝居の面白さを改めて実感したそうです。

退団後もお芝居を続けるとしたら、この経験はきっとその際に財産となるでしょうね。

“宝塚は人生そのもの”

宝塚人生については、
「宝塚は空気みたいな存在。人生そのもの」
と語ったちなつちゃん。

長い年月を過ごした宝塚は、人間としても成長させてくれた場所であり、下級生たちにとっても“学び舎”のような場所であってほしいという想いも明かしていました。

そしてファンへは、ここまで続けてこられたのはファンの存在のおかげ、宝塚とファンの方に最後まで恩返ししたいと語ったちなつちゃん。
最後まで“自然体の男役”として歩み続ける鳳月杏らしい、温かく誠実な会見でした。

天紫珠李 退団発表記者会見

「最後まで一緒に卒業したい」

じゅりちゃん(天紫珠李)は、トップ娘役就任時から
「最後の日まで鳳月さんと一緒にいい舞台を作りたい」
という思いを抱いていたと語りました。

そしてちなつちゃんの退団時期を聞いた時、
「私も最後までご一緒させていただきたい」
と迷わず退団を決意したそうです。

その気持ちを伝えた際には、ちなつちゃんから
「最後まで一緒に頑張っていこうね」
と温かい言葉をかけてもらったことも明かしていました。

“二人で新しい魅力を生み出したい”

特に印象的だったのは、相手役のちなつちゃんについて語る場面。

お披露目公演中に、
「一人ずつでも素敵だけれど、二人合わさった時に新しい魅力が生まれるコンビになりたい」
と言ってもらったことが、ずっと目標だったそうです。

さらに、
「こんな舞台人になりたいと心から思う存在」
「背中で示してくださる方」
と、ちなつちゃんへの深い尊敬と憧れをまっすぐな言葉で語っていました。

“毎日がターニングポイント”

じゅりちゃんは、
「失敗してもいいからぶつかってきてほしい」
というちなつちゃんの言葉に何度も支えられてきたともコメント。

そのため、「この作品が転機」というより、
「鳳月さんと組んでから毎日がターニングポイント」
だったと語っていたのが印象的でした。

最後まで進化し続けたい

退団公演については、
「終わりに向かうのではなく、新しいことに挑戦し続けたい」
と前向きな決意を語ったじゅりちゃん。

最後の日まで娘役として高みを目指したいという真摯な姿勢が、とてもじゅりちゃんらしい会見でした。

月組トップコンビとして歩んできた鳳月杏と天紫珠李。

お互いを信頼し、高め合いながら築いてきた“ちなじゅり”の時間が、最後の公演でどのように花開くのか。
退団という事実は本当に寂しいのですが、次の『NINE』、そして退団公演の『天穹のアルテミス』『Belle Époque』がますます楽しみになった退団発表記者会見でした。

  

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