月組の全国ツアーが一昨日4月28日に愛知県刈谷市から始まりました。
日本物のお芝居と大劇場公演でも好評だった熱いショーの組み合わせは宝塚を初めて観る全国の皆さんにもぴったりな演目だと思います。
5月27日の沖縄での千秋楽まで、メンバー一丸となって駆け抜けられますように!
月組 全国ツアー公演『花の業平』『PHOENIX RISING』初日
お芝居の『花の業平』は柴田侑宏先生の名作日本物で、さすがに華やかで情緒のある作品ですね。
スカイ・ステージで香寿たつきさん主演のを見ましたが、再演希望が多いのも頷けます。
今回のお衣装はその時のものよりかなり豪華になっているのではと感じました。
業平(鳳月杏)と高子(天紫珠李)、基経(風間柚乃)と高子の場面では以前の『応天の門』を思い出して、この後に『応天の門』の世界に繋がっていくんだな〜と、ダイジェスト映像を見ながら思っていました。
ショーの『PHOENIX RISING』では、全国ツアーならではのご当地アドリブがいろいろあって、これは刈谷のお客さんも嬉しかったでしょうね〜
オダチン・カーン(風間柚乃)の「初日、刈谷、初日、刈谷、ナマステ」には大きな笑いが起こっていました。
「MooZinG」ではバウ主演メンバーが抜けた分、新メンバーが5人入って、それと曲も新曲になってすごく新鮮に感じました。
「オダチン・カーン」の場面とこの「MooZinG」の場面は、この全国ツアーの目玉になるのではないでしょうか。
鳳月杏の初日ご挨拶
カーテンコールでは、組長のみとさん(梨花ますみ)のご挨拶で、ご当地の愛知県出身者八重ひめか、星丘しずく、相星旬、朝香ゆららの4人が紹介されて、舞台上も客席も大いに盛り上がっていました。
この全国ツアー恒例のご当地出身者紹介は、出身者にとっても現地のお客さんにとっても実に嬉しいものです。
そして、みとさんから
「以前『応天の門』の作品でも在原業平を演じ、今回は男の色気、美学を追求し、ショーではエネルギッシュにダイナミックに舞台を務めてくれました鳳月杏が皆様にご挨拶申し上げます」
と紹介され、ちょっと照れながら額の汗を拭いながら前へ出てきたちなつちゃん(鳳月杏)に、客席から笑いと大きな拍手がおくられてました。
そのちなつちゃんのご挨拶は、お芝居の『花の業平』については
「心の強さと宝塚の和物の雅な世界にどっぷり浸かっていただけたらと思います」
と話し、
ショーの『PHOENIX RISING』については
「全国ツアーバージョンとしてバージョンアップしてお届けいたします」
と紹介しました。
「暑い季節になりましたが、5月27日の沖縄の千秋楽まで、全国ツアーメンバー一丸となって全国の皆様に楽しんでいただける舞台を目指し精進してまいります」
という言葉で最初のご挨拶を締めました。
次のカーテンコールでは、このメンバーの中にも入団前に全国ツアー公演を観て宝塚を目指したという生徒がたくさんいるという話をしたちなつちゃん。
NOW ON STAGEでもそんな話をしていたメンバーが何人かいましたね。
今回の月組の全国ツアーでも沢山の少女たちの憧れになるといいですよね〜
最後のカーテンコールでは
「愛知県刈谷市の皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか〜?」
とスタンディングオベーションの客席に向かって問いかけたちなつちゃんに、客席も「フ〜〜!!」と歓声で答えてくれました。
ここでちなつちゃん
「愛知県の花といえばカキツバタ、カキツバタが咲く季節となりました」
ととつとつと話し始め、客席が集中して聞いているのが伝わってきます。
今年は寒くて開花が少し遅れているそうですが、在原業平も愛した愛知県のカキツバタが咲くこの時期にこの公演ができることが幸せだと話しました。
最後は
「毎日心を込めて公演したいと思います。本日は本当にありがとうございました!」
と初日のご挨拶を終えましたが、本当にちなつちゃんらしい温かい雰囲気のカーテンコールでした。
客席の雰囲気もとても温かいのが伝わってきますね〜
この全国ツアーで初めてちなつちゃんを見て、その色気と温かさにハマってしまう人も続出するのではないでしょうか。
この調子で各地のお客さんを虜にして、最後の沖縄公演まで突っ走ってくださいね!
読んで頂き、ありがとうございました。
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