2022年度版はどんな『グレート・ギャツビー』になるのでしょう?

7月16日から宝塚大劇場で始まる月組の『グレート・ギャツビー』が今お稽古中です。
5月25日に制作発表会が行われ、その模様と制作発表会後のトップコンビのトークがタカラヅカニュースで放送されました。

公演解説に『名曲「朝日の昇る前に」はそのままに、更にバージョン・アップする』と書いてあったので、曲も新しくなり構成も変わりそうです。

新しい役や意外な配役もあり、これまでとは違う新しい『グレート・ギャツビー』が観られるのではと期待しています。

制作発表会とトップコンビのトークを見て

舞浜アンフィシアターでの『Rain on Neptune』が終わった翌々日に行われた制作発表会。
5月27日に制作発表会のダイジェストが、そして今日6月7日にトップコンビのトークがタカラヅカニュースで放送されました。

制作発表会の「全貌」はスカイ・ステージで6月11日初回放送で流れるそうです。
そちらも楽しみです。

主題歌と新曲の発表

制作発表会ではまず、れいこちゃん(月城かなと)・うみちゃん(海乃美月)の二人で新曲の「入り江がひとつだけ」と、れいこちゃんが一人で初演からの主題歌の「朝日の昇る前に」を披露しました。

新曲の「入り江がひとつだけ」はギャツビー(月城かなと)とデイジー(海乃美月)が再会して、二人の恋心が再燃した時に歌う歌だそうです。
二人のキスから始まって見つめ合ったりバックハグしたりしながら歌う幸せな雰囲気でメロディラインも美しい。

そして、名曲「朝日の昇る前に」を歌うれいこちゃん。

ギャツビーの代名詞でもある真っ白なスリーピースのスーツ姿がまぶしくて、小池修一郎先生が言っていたように歌の中に演技力が光っていました。

これまでいろんな場面でいろんな人が歌ってきたこの曲。
瀬奈じゅんさんファンの私はもちろん瀬奈さんが歌うこの曲が一番好きなんですが、れいこちゃんの「朝日の昇る前に」も侮れない…
大好きになってしまいそうです(笑)

どちらの曲も番組で全編聴くのが楽しみになりました。

制作発表会後のトップコンビのトーク

れいこちゃん(月城かなと)とうみちゃん(海乃美月)が制作発表会の歌唱披露についてと、ポスター撮影時のエピソード、再演するにあたっての心境について語りました。

月城かなと

れいこちゃんのコメントで印象に残ったのが、この作品をやると決まった時に「杜けあきさんと瀬奈じゅんさんという男役を極められた方がやられた作品ということで、プレッシャーしかなかった」話していたことです。

しかし、制作発表会で小池先生は「今日のパフォーマンスを見て、自分がこの公演を観たくなりました」とおっしゃっていました。
れいこちゃんや今の月組への期待は大きいということでしょう。

「朝日の昇る前に」を歌うれいこちゃんの姿を見て、きっと素晴らしい『グレート・ギャツビー』になると思いました。

海乃美月

うみちゃんは2008年の瀬奈じゅんさん主演版を映像で何度も観ていたそうです。
この作品に巡り会えたことが幸せで感謝していると話していました。

デイジーは難しい役だと思いますが、うみちゃんもすごくお芝居の力のある娘役さんなので、うみちゃんならではのデイジーを見せてくれるんだろうと期待が大きくなりました。

2022年版『グレート・ギャツビー』の配役に思うこと

月組で『グレート・ギャツビー』をやると発表になった時に皆さんもそうだと思いますが、私も配役を予想してみました。

で、実際に配役が発表になって予想通りだった役と意外だった役がありました。

予想通りだった配役

専科から出演のまゆぽん(輝月ゆうま)のマイヤー・ウルフシェイム役は予想通りでした。

前回越乃リュウさんのマイヤーが本当に素晴らしくて、ダンディながらコミカルで姑息なところもあるマイヤーがぴったりでした。

まゆぽんのあの演技力で見られるのがすご〜く楽しみです。

光月るうさんのジョージ・ウィルソン、夏月都さんのヒルダ、白雪さち花さんのデイジーのお母さん役とプロゴルファーのセイヤー夫人役も予想通り。

なつこさん(夏月都)はこの公演で退団されるので、デイジーの娘の乳母役のヒルダでたくさんお芝居を見られるのは嬉しいです。

もう一人専科から出演する英真なおきさんはギャツビーのお父さんで、こちらは絶対そうだと思っていましたが、もう一役が運転手というのは意外でした。
前回の汝鳥伶さんがギャツビーのお父さんと警視総監の役だったので、同じだと思っていたら…

運転手って最初にニックをギャツビー邸に連れてくるインパクトの強い役です。
この役が英真なおきさんなのは面白そうです。

意外だった配役

トム・ブキャナン:鳳月杏、ニック・キャラウェイ:風間柚乃

最初に主要4役の配役が発表になりましたが、ちなつちゃん(鳳月杏)のトム役は予想してなかった人が多いんではないでしょうか。

初演、再演でも3番手格の男役が演じていたので、今回もちなつちゃんはニック、おだちん(風間柚乃)がトムだと予想していました。

でもこの配役を見て納得もしました。
キャラ的にはちなつちゃんがれいこちゃんの敵役で、おだちんが友人なのはしっくりきます。

そして、あの嫌な男のトムをきっとちなつちゃんはめちゃくちゃ上手く演じるだろうなと思います。
ストーリーテラー的なニック役のおだちんも観たいなという気持ちが大きくなりました。

この二人の配役から、これまでの初演、再演とは全く違う『グレート・ギャツビー』になるだろうなと思います。

ジョーダン・ベイカー:彩みちる、マートル・ウィルソン:天紫珠李

この二人も最初は逆かなと思っていました。

ジョーダンはデイジー(海乃美月)の友人のプロゴルファーで、ニック(風間柚乃)との絡みも多い役です。

そして、マートルはトム(鳳月杏)の愛人で前回の2008年版では憧花ゆりのさんが演じていました。

どちらもとても出番が多い重要な役ですが、キャラ的には逆な気がしていたので、ちょっと意外でした。

でもみちるちゃん(彩みちる)のジョーダンとおだちんのニックの絡み、ちなつちゃんのトムとじゅりちゃん(天紫珠李)の絡みも面白そうです。

これまでなかった新しい役

初演や前回の再演ではなかった役に佳城葵くんの新聞記者ミッチェル役がありました。

日生劇場で外部でやった井上芳雄さん主演の『グレート・ギャツビー』には、しつこくニックにギャツビーのことを訊いてくる新聞記者の役がいたのですが、その役なのかな…?

だとしたら、これまでの宝塚版にはなかった新しいシーンもあるということかもしれません。

それと「妖精」という役も配役表にあって、菜々野ありちゃんと美海そらちゃんがやるそうです。
この妖精というのがどういう場面で出てくるのかちょっと想像できません。

きっとこれまでなかった新しい場面があるんでしょうね。

新しい『グレート・ギャツビー』が楽しみです

れいこちゃんによると曲はこれまでの初演、再演で使われていたものに新曲がプラスされるということでした。
解説を読んだ時に主題歌の「朝日の昇る前に」だけ残して他は新曲になるのかと思ったのですが、そういうわけではなさそうです。

といっても新曲がプラスされて、配役もこれまでとは違う感じになるということは、初演、前回の再演とは違う新しい『グレート・ギャツビー』となる可能性が大です。

蓋を開けてみるまではわかりませんが、ちょっとドキドキしつつ楽しみにしたいと思います。
いつもは東京で観劇なのですが、この作品は大劇場まで遠征したいな〜
チケット、どうかなぁ…それだけが心配です

  

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