いよいよ花組大劇場公演『悪魔城ドラキュラ』『愛, Love Revue!』が6月7日から始まります。
演目が発表された時からかなりの反響があり、とくに『悪魔城ドラキュラ』は世界中にファンがいる人気ゲームの舞台化ということで、海外からも注目されているようです。
先日のひとこちゃん(永久輝せあ)と美風舞良組長の稽古場情報で内容が少し明かされましたが、またさらに稽古場レポートでも登場人物や見どころについて語られました。
花組 宝塚大劇場公演 『悪魔城ドラキュラ』 『愛, Love Revue!』稽古場レポート
『悪魔城ドラキュラ』の見どころ
出演メンバーの役どころ
お芝居の『悪魔城ドラキュラ』の稽古場レポートはスカイ・レポーターズのびっく(羽立光来)とりんちゃん(凛乃しづか)の他に、神官シャフト役のとわくん(峰果とわ)と、リディ・ベルジェ役のめめっち(初音夢)が出演しました。
峰果とわ:神官シャフト
とわくん(峰果とわ)が演じるのはヴァンパイア側の神官シャフト。
「この世に破壊と混乱を導く者」というゲームにも登場する決まり文句があるそうです。
人の負の魂や、その負の魂によって流された血で鋭気を養っていて、肉体のない精神体のような存在で、それが老人のような風貌で見えているという設定らしいです。
いったいどんなビジュアルで登場するのかすごく楽しみです。
まゆぽん(輝月ゆうま)演じるドラキュラ伯爵の復活のために、人間を操ったりしていろいろと画策する頭のいい存在だそうです。
初音夢:リディ・ベルジェ
めめっち(初音夢)が演じるリディ・ベルジェはフランス中部の村にいる宝塚版オリジナルキャラの少女。
迷子になったところをアルカード(永久輝せあ)に助けられて出会うところから、アルカードの過去が見えてくるという大事な役どころのようです。
リディがいる村はフランス革命時の人間の憎悪が渦巻くパリとは違い平和な村で、その対比も大事な要素となっているみたいです。
羽立光来:マクシミリアン・ロベスピエール
この公演で退団してしまうびっく(羽立光来)が演じるのは、宝塚でもいろんな作品に登場するあのロベスピエールです。
退団公演にしてたくさんの民衆とお芝居できるのが嬉しいと言ってました。
なんでもロベスピエールのナンバーもあるらしいです。それは楽しみ。
「びっくさんに民衆の長(おさ)をさせたら、もう天下一品」なんてとわくんにも言われてました。
そのロベスピエールにとわくんの神官シャフトが取り付いて、ドラキュラ伯爵の復活のために操るんだそうで、取り付いていることを表現するために2人で同じ振りを踊るというナンバーもあるそう。
見どころの場面
悪魔城の世界観のプロローグ
まずは、大階段やせりも使って立ち回りから始まり大ナンバーになる、悪魔城の世界観に入り込めるプロローグが見どころなんだそう。
ひとこちゃん演じるアルカードの登場シーンがめちゃくちゃカッコいいそうで、そこも楽しみです。
迫力ある映像
ゲームにも登場するいろんな武器や、際立ったキャラクターも見どころだそうですが、戦いのシーンは映像も使ってかなり迫力のあるシーンになりそうです。
ゲームファンの人たちも観に来ると思われますが、これまでゲームの中の映像で見ていた世界が実際に動いて見せる3次元の舞台になって、ゲームファンの人たちも楽しめるような表現になっているんだろうなとすごく期待しています。
『愛, Love Revue!』の見どころ
ショー『愛, Love Revue!』の稽古場レポートは、105期の稀奈ゆいちゃんと109期の風美はる帆くんというかなり下級生をゲストに、見どころについて語りました。
このショーは岡田敬二先生のロマンチック・レビューのシリーズ第23弾ですが、先日の稽古場情報でこれまでのロマンチック・レビューの作品の名場面が散りばめられているという話がありましたね。
プロローグ
このショーの主題歌はご存知の方も多いと言っていたので、おそらく『ザ・レビュー』の主題歌「アイ・ラブ・レビュー」のことみたいです。
レビューのすべてが詰まったような歌詞で、その中にある「明日のため力与える」という言葉通り、お客さんに明日への活力を感じてもらえるようなレビューをお届けしたいという話もありました。
その主題歌がジャズっぽくなったりタンゴっぽくなったりと変化するのも魅力で、大階段から始まり真っ赤な衣装でというのも見どころだそうです。
「愛の誘惑」の場面
「愛の誘惑」のジゴロの場面の話が出ました。
「愛の誘惑」といえば『ル・ポアゾン 愛の媚薬』の中の場面のことですね。
稀奈ゆいちゃんはこの場面に出ることに憧れていたんだそうです。
そして「愛の誘惑」の場面の男役といえば「Bad Power」ですね~
稽古場情報でひとこちゃんが何度も「カッコいい〜」と言ってましたが、風美はる帆くんもこの「Bad Power」で熱さやオラオラたっぷりに男役度を上げていきたいと意気込んでいました。
なんでもこの「愛の誘惑」の場面は小劇場公演では何度も再現されてきましたが、大劇場でやるのは1990年の月組での初演以来なんだそうです。
お客さんもそうですが、やっている方も気持ちが上がる場面だということです。
「熱愛のボレロ」の場面
もう一つ見どころとして挙がったのが「熱愛のボレロ」の場面。
「熱愛のボレロ」は紫苑ゆうさんの退団公演『ラ・カンタータ!』の中の曲ですよね。
昨年11月の番組『夢の音楽会』で、紫苑ゆうさんと凪七瑠海さんが歌ったのを覚えています。
この場面は羽山紀代美先生の振付でしたが、それを今回は百花沙里先生が振付だけでなく羽山先生の思いも教えてくれたんだそうです。
「熱愛とは」というものを感じられる熱い場面だということです。
「初恋」の場面
このショーはどんどん愛が濃くなっていくような流れになっているそうで、最初の方に「初恋」の場面があるんだとか。
稽古場情報ではこのショーオリジナルの場面だという話もありました。
ストーリー仕立ての場面で、ここで風美はる帆くんは男の子の役で出てくるそうで、ほのかちゃん(聖乃あすか)が銀橋で歌っている中、あることをしながら登場するんだとか。
何をしながらなのかは見てのお楽しみということです(笑)
初恋の初々しさが感じられるフワ〜っとした素敵な場面なんですって。
その他にも中詰めでは、娘役のスカートさばきやパステル調のお衣装の話あり、ひとこちゃん(永久輝せあ)をはじめとした白燕尾の男役登場のカッコよさの話もあり、見どころが尽きないようです。
先日の稽古場情報と同じ様な内容もありましたが、新しい情報もあって、お芝居もショーもますます楽しみになりました。
読んで頂き、ありがとうございました。
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