いよいよ花組新トップコンビのプレお披露目公演『ドン・ジュアン』の開幕が来週に迫ってきました。
先々週に初演で主役のドン・ジュアンを演じた望海風斗さんとひとこちゃん(永久輝せあ)の『ドン・ジュアン』トークがタカラヅカニュースで放送されました。
2016年のその初演でひとこちゃんはドン・ジュアンの恋敵のラファエルを演じたので、当時の思い出も交え2人で大いにトークが盛り上がっていました。
そして、今日のタカラヅカニュースでは稽古場レポートが放送されました。
なんとゲストにトップ娘役のみさきちゃん(星空美咲)が専科の英真なおきさんと共に登場したんですが、このコーナーにトップ娘役が出るのは珍しいことです。
花組 御園座公演 『ドン・ジュアン』 稽古場レポート
出演メンバー
稽古場レポートの出演メンバーは花組スカイ・レポーターズの凛乃しづかちゃんと、ヒロインマリア役を演じる新トップ娘役のみさきちゃん(星空美咲)、そして初演でも同じドン・ルイ役を演じた専科の英真なおきさんでした。
英真さんといえば星組組長時代にトップの安蘭けいさんや柚希礼音さんと出ていた稽古場情報がものすごく面白かったのをよく覚えています。
今回の稽古場レポートもレポーターズの凛乃しづかちゃん以上に話を引っ張ってくれて、とても楽しい稽古場レポートでした。
星空美咲:マリア
みさきちゃん演じるヒロインのマリアは彫刻家で、天城れいんくん演じるラファエルという婚約者がいながらドン・ジュアンと愛し合うようになります。
演出の生田大和先生によると初演や外部公演との大きな変更点として、石のように冷たいドン・ジュアンという男と、その石に命を吹き込む彫刻家のマリアという点により焦点を当てているらしいです。
みさきちゃんは彫刻家としてドン・ジュアンと精神的に深くつながっているという部分を強調するために、ラファエルとの関係性を土台としてしっかりと描きたいという話でした。
初演でもラファエルはマリアの彫刻家の仕事を認めず辞めさせようとしていましたが、そこがよりわかりやすく強調されているということでしょうか?
大きな変更点ということなので、その部分が違った演出になっているということなのかなと思います。
彫刻家なので一幕では割と髪も無造作にして芸術家らしさを出しているそうです。
そこが宝塚の娘役らしくないそうなんですが、そのカジュアルさが素敵だと凛乃しづかちゃんから褒められてました(笑)
初演でマリアを演じた彩みちるちゃんのお芝居も素敵でしたが、このマリアという役を憑依型のお芝居をするみさきちゃんがどう演じるのか大変興味深いです。
英真なおき:ドン・ルイ
初演でも英真なおきさんはドン・ジュアンの父親ドン・ルイを演じていました。
楽曲を聴くと一気に初演当時のことが思い出されるそうです。
あの時ラファエルを演じていたひとこちゃん(永久輝せあ)がトッププレお披露目で主役のドン・ジュアンを演じるというのが実に感慨深いと言ってました。
それと、お稽古場で曲が流れるとひとこちゃんはラファエルの気持ちが入っちゃって、鼻を真っ赤にして泣いていたという話を暴露してくれました(笑)
専科からはもう一人初演と同じイザベル役で美穂圭子さんも出演されますが、お二人の存在は本当に心強いだろうなと思います。
楽曲について
フレンチ・ミュージカルであるこの作品は楽曲も魅力の一つです。
カーテンコールも含めて40曲ほどあるそうです。
どの曲も全然カラーが違っていて、リズムも違ってコロコロ変わるのが難しいけれども素敵だと。
みさきちゃんが突然思い出したように言ったのが、生田先生が「音楽を超えてしまうのではなく音楽と一体化してほしい」と言ってらしたということでした。
芝居で歌うのでもなく音楽と一緒になるということらしいですが、なんとも難しい注文ですね。
でもそういうところがこの作品の素晴らしいところなのかもと、改めて初演を思い出してみて思いました。
そして、見どころの一つがフラメンコ。
今回佐藤浩希先生というフラメンコの先生が振付に入られていますが、本当に素晴らしいそうです。
みさきちゃんのマリアにも見せ場があってものすごく大変なんだとか。
足がガタガタとなって崩れる様を再現してくれました(笑)
ここで耳より情報、その一幕ラストでみさきちゃんの踊りに合わせてドン・ジュアンがフラメンコ風に歌う楽曲は初演ではなかったんだそうです。
再演で新たに追加された場面になるんですね〜
英真さんが好きな曲で挙げたのは、『ドン・ジュアン』の代表曲とも言える「Aimer」でした。
凛乃しづかちゃんはドン・ルイが息子のドン・ジュアンを想って歌う曲が好きだそうで、その話が出た時に英真さんが初演と少しだけ歌詞が変わっているのを教えてくれました。
「実は生田大先生がちょこっとだけ歌詞を変えてやがる」
って言い方に『もう〜英真さんったら』と思いましたが(笑)
他にもドン・ジュアンが歌う「悪の華」「デュ・プレジール」や、マリアが歌う「石の像」などいろんな曲の名前が挙がって、3人で曲の素晴らしさや場面について興奮気味に話していました。
それを聞いてるとみんながどれだけこの作品が大好きなのか伝わってきます。
先日のひとこちゃんと望海さんのトークでもそうでした。作品への愛が痛いほどわかりました。
それにしても楽しみですね〜
配役を見ても主演の2人だけでなくドン・カルロの希波らいとくん、ラファエルの天城れいんくん、そして騎士団長/亡霊のあかさん(綺城ひか理)など楽しみなキャストがいっぱいです。
Xのポストでもうすでに御園座が『ドン・ジュアン』仕様になっているのを知りました。
残念ながらチケットはないので、ぜひライブ配信を観たいなと思っています。
読んで頂き、ありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。クリックして頂けるとうれしいです。
クリック先はブログランキングなので、他の宝塚歌劇のブログをご覧になれます。