宙組は現在『NEVER SAY GOODBYE』のお稽古中で、今日のタカラヅカニュースのスカナビTALKではスカイ・ステージズの二人がそのお稽古について話していました。
再演ならではの場面もあるという話に、より楽しみが増しました。
さて、2022年になってすでに10日以上経っていますが、私が2021年に注目した宙組公演やニュースについてまとめてみました。
宙組2021年注目の5作品
『アナスタシア』
主演:真風涼帆、星風まどか
宝塚大劇場:2020年11月7日(土)〜12月14日(月)
東京宝塚劇場:2021年1月8日(金)〜2月21日(日)
新型コロナのために当初の予定から大幅にスケジュールが変わって東京公演は2021年の1月8日からという日程になりましたが、無事に上演できて本当によかったです。
ブロードウェイミュージカルらしいスケールの大きな作品で、楽曲も素晴らしく、コーラスの宙組にぴったりの作品でした。
この公演がまどかちゃん(星風まどか)が宙組トップ娘役として最後の出演となりましたが、タイトルロールのアナスタシア役を見事に演じ、まどかちゃんの代表作の一つになったのではと思います。
キキちゃん(芹香斗亜)が敵役で、ずんちゃん(桜木みなと)がゆりかちゃん(真風涼帆)の相棒役というのも珍しいけれどぴったりハマっていました。
そしてそらくん(和希そら)が娘役で、それもずんちゃんの元恋人役で、この二人の場面がほっこりキュンキュンする場面だったのもよかったです。
『夢千鳥』
主演:和希そら
宝塚バウホール:2021年4月22日(木)〜5月3日(月)
※4月26日以降の公演は中止となりました。
栗田優香先生のバウホールデビュー作品で、『龍の宮物語』の指田珠子先生に続く大型新人演出家の誕生だと思わせられた良作でした。
そして、主演のそらくん(和希そら)をはじめ、ヒロインの天彩峰里ちゃんの演技が素晴らしくて。
あとそらくん演じる夢二の3人の愛人の一人を演じた山吹ひばりちゃんが目を引きました。
その後新人公演ヒロインに抜擢されたり別箱作品で大きな役を任せられているのが納得の好演でした。
残念ながら初日から4日で公演が中止になってしまったのですが、その後無観客での上演を収録し、後日ディレイ配信がされましたので、それで観ることができました。
劇団の配慮がすごくありがたかったです。
『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』
主演:真風涼帆、潤花
東京建物 Brillia HALL:2021年4月10日(土)〜4月15日(木)
梅田芸術劇場メインホール:2021年5月1日(土)〜5月7日(金)
※梅田芸術劇場公演は中止となりました。
宙組新トップコンビのプレお披露目となるこの公演、初日から「ホテル無理っつらハウス」などとTwitter上で言われるほどw、主演コンビのラブシーンが大人過ぎて刺激が強い作品だったようです。
この作品でそれまでのまかまどコンビとはまた違う大人な雰囲気のトップコンビの誕生となりました。
残念ながらこの公演も『夢千鳥』と同じく公演が中止されて、梅田芸術劇場公演は丸々中止となってしまいました。
5月5日に無観客で上演され、それがライブ配信されました。
そんな辛い状況になった公演ですが、舞台への賛歌という作品のテーマがこの状況にぴったりで、この時期だからこそ上演されるべき作品でした。
『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』
主演:真風涼帆、潤花
宝塚大劇場:2021年6月26日(土)〜8月2日(月)
東京宝塚劇場:2021年8月21日(土)〜9月26日(日)
宙組新トップコンビの大劇場お披露目公演となるこの作品、『Hotel Svizra House』に続いてまた大人のトップコンビだな〜と思わせる作品でした。
じゅんはなちゃん(潤花)は普段のキャピキャピした感じとあまりにもギャップがあるのですが、大人の女性を演じるのが上手いな〜と思います。
シャーロック・ホームズ好きの私もすごく楽しめた作品で、生田大和先生のシャーロキアンぶりが分かる良作でした。
『プロミセス、プロミセス』
主演:芹香斗亜
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ:2021年11月13日(土)〜11月18日(木)
東京建物 Brillia HALL:2021年11月30日(火)〜12月7日(火)
久しぶりのキキちゃん(芹香斗亜)の主演作品。
映画を原作とした人気ブロードウェイミュージカルで、権利関係の厳しいニール・サイモンの作品なので、残念なことにライブ配信もされず、円盤にもならないので当然スカイステージでの放送もないということで。
タカラヅカニュースで流れた映像が見られる全てでしたが、それだけでもこの作品の楽しさ、キキちゃんの好演、他のキャストたちの好演が分かりました。
全編観られないのが本当に残念でなりません。
観劇された方の評判もすこぶるよかったようで、公演は大成功だったと言えるでしょうね。
キキちゃんの代表作となったのではないでしょうか。
この成功がキキちゃんの今後に活きてくるといいなと思います。
そして、この公演を最後に雪組へ組替えするそらくん(和希そら)。
千秋楽のカーテンコールでのそらくんを送り出すキキちゃんはじめ出演者たちの涙を流しながらもあったかい雰囲気が本当に素敵でした。
宙組2021年5大ニュース
宙組トップ娘役が星風まどかから潤花へ
まどかちゃん(星風まどか)が『アナスタシア』を最後に専科へ異動し、その後花組のトップ娘役に。
そして、じゅんはなちゃん(潤花)が後任を務めることになりました。
最初その発表があった時はものすごく物議を醸して、SNS上でもいろんな意見が見られていましたが、今となってはまどかちゃんはれいちゃん(柚香光)の相手役として、じゅんはなちゃんはゆりかちゃん(真風涼帆)の相手役としてハマっています。
もちろん”れいはな”コンビも素敵でしたし、”まかまど”コンビも最高のコンビでしたが、今のトップコンビもお互いの持ち味が合っていて最高に素敵なコンビです。
劇団の人事もうまく考えてあるな〜と改めて感心しました。
それと、スカイステージの番組などで見るじゅんはなちゃんのゆりかちゃんへのラブラブ度合いがすごくて、見ているこっちもキュンキュンしてしまうのが楽しいです。
美風舞良副組長と凛城きらの組替え
美風舞良副組長が5月11日付で花組へと組替えし、その後花組副組長に就任しました。
宙組発足時から組を支えてきたあおいさん(美風舞良)の組替えは宙組にとっては大きな損失だと思いますが、あおいさんは今年の2月7日付で花組組長に就任することが発表され、飛躍となる人事でしたね。
そして、ゆりかちゃんの同期のりんきらさん(凛城きら)も2021年9月27日付で専科へ異動となり、宙組の戦力が一人去ってしまいました。
ゆりかちゃん寂しいだろうな。
宙組全国ツアーで10年ぶりの沖縄公演
コロナ禍となってからしばらくなかった全国ツアーが、雪組、花組と行われ、宙組でも開催されました。
ゆりかちゃんの地元である熊本県をはじめとした九州各地を回って、最後は沖縄で千秋楽を迎えましたが、なんと10年ぶりの沖縄公演だったそうです。
千秋楽のカーテンコールでゆりかちゃんも言っていましたが、沖縄の人たちはものすごく熱かったとか。
宝塚にとっても沖縄で公演できたことは大きなことだったのではと感じました。
ショー『アクアヴィーテ!!』の客席に呼びかける場面での沖縄の食べ物にちなんだアドリブにも客席がものすごく盛り上がっていましたね。
和希そらが『プロミセス、プロミセス』を最後に雪組へ組替え
『プロミセス、プロミセス』のカーテンコールでの宙組組子たちの涙にこちらも涙でした。
大劇場公演では『シャーロック・ホームズ/Délicieux!』が最後でしたので、その千秋楽にも組替えのご挨拶がありまして、カーテンコールでずんちゃんが涙を流していたのが印象に残っています。
それまでずんそらコンビとしてファンにも親しまれていたずんちゃん(桜木みなと)が、カフェブレイクの番組内でとても寂しいと話していたのも印象的でした。
私もずんそらコンビがこれから見られないのはとっても寂しいですが、そらくんの雪組での活躍を願っていますし、スカイ・ステージの番組などでずんちゃんと共演する姿がまた見られたらな〜と思っています。
真風涼帆が全国ツアー千秋楽の直後に花組同期へのお花渡しに登場
花組宝塚大劇場公演の千秋楽の退団者へのお花渡しで、92期生の鞠花ゆめさんにゆりかちゃんが登場しました。
その数日前に全国ツアーの沖縄での千秋楽が終わったばかりで、皆さんまさかゆりかちゃんが来るとは思っていなかったみたいで、客席からどよめきが起こったそうです。
ゆりかちゃんのゆめさん(鞠花ゆめ)への愛を感じ、感動したエピソードでした。
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