先週末は土曜日に雪組『ベルサイユのばら』の初日、日曜日には月組東京宝塚劇場公演の千秋楽があって、宝塚ファンにとっては大変気持ちの忙しい週末となりました。
そして今日のタカラヅカニュースではその両方のニュースがあったので、またまた忙しいタカラヅカニュースでした。
月組の千秋楽の方は今日と明日の2回に分けての放送となるので、まずは雪組の初日のニュースから。
雪組 宝塚大劇場公演『ベルサイユのばら』初日
ダイジェスト映像を見て
冒頭紫の軍服を着た咲ちゃん(彩風咲奈)フェルゼンが登場して「愛の面影」を歌う場面が流れ、一気に『ベルサイユのばら』の世界に引き込まれました。
マリー・アントワネットとフェルゼンとオスカルの3人が出会った仮面舞踏会の場面から長いプロローグに入る流れは稽古場情報や稽古場レポートで話されていた通りですね。
他にも流れた場面は先日放送された稽古場映像の場面とほとんど同じでした。
ジャンヌ(音彩唯)の場面や近衛兵たちのダンスやオスカル(朝美絢)とアンドレ(縣千)の「今宵一夜」の場面など、稽古場映像で流れた時に舞台上で衣装を着けて演じているところが早く見たいな〜と思った場面が見られたのは嬉しいです。
フィナーレもほぼ稽古場映像で流れた場面でしたが、稽古場映像ではなかったロケットの場面が少しだけ見られました。
真っ赤な衣装のロケットの子たちの前に同じく真っ赤な衣装と真っ赤な羽根を着けた咲ちゃんが踊るシーン。
この羽根はパレードの時に大羽根を背負えない咲ちゃんへのはなむけかなと思いました。
咲ちゃん、あやちゃん(夢白あや)、あーさ(朝美絢)が3人で踊る場面は、咲ちゃんが真っ白な衣装で、あーさとあやちゃんの2人が同じグリーンの衣装なんですね。
これは次期雪組トップコンビの2人へ咲ちゃんからバトンを引き継ぐという意味合いを感じました。
そして、この初日映像でもバスティーユの場面はお預け…
見たかったので残念💦
もう一つ見たかったのが客席降りの場面。
初日を観劇した人たちのレポートでは、一幕ラストでフェルゼン(彩風咲奈)が客席に降りて通路を通ってはけて行ったのと、パレードでは咲ちゃんが大階段を下りてくる時に男役たちが客席から登場したという話がありました。
フェルゼンの客席降りは2014年の花組全国ツアーの『ベルサイユのばらーフェルゼンとマリー・アントワネット編』で明日海りおさんが客席の通路を通ってはけて行ってましたが、
それと同じ演出なんでしょうね。
でもパレードで大勢の出演者が客席から登場するという演出は初めて聞きました。
これも退団する咲ちゃんへのはなむけの演出なんでしょう。
ここはぜひ劇場で目にしないとと思いました。
それにしても、やはりフェルゼンの衣装を着た咲ちゃんはめちゃくちゃカッコいいです♡
彩風咲奈の初日ご挨拶
まず組長のにわさん(奏乃はると)の初日ご挨拶で、
「この作品は雪組トップスター彩風咲奈の退団公演となっております」
と紹介があって、そこで咲ちゃん(彩風咲奈)がお辞儀をしましたが、拍手が長くてなかなかおさまらず、咲ちゃんが長〜くお辞儀していたのが印象的でした。
そして咲ちゃんのご挨拶。
初日を迎えたことへの感謝の言葉の後、50周年を迎えた『ベルサイユのばら』への思いを語る咲ちゃん。
「その歴史の重みと目の前にそびえ立つ大きな課題に、ただただ必死に作品と役と向き合うお稽古の日々でしたが、その日々すらも愛おしい」
「これまでこの『ベルサイユのばら』に携わられた全ての方々の作品への熱い想い、愛、そして作品を飛び越えて宝塚への愛、未来へつなごうとする希望、時を超えても冷めることのない情熱をたくさん感じました」
と一つ一つの言葉に想いを込めるように話していきました。
「改めて諸先輩方に尊敬の念を抱くと同時に、今ここで専科の皆様と雪組の仲間とこの『ベルサイユのばら』に挑戦できますこと、心から幸せに思います」
「お客様のお一人お一人の心にこの愛が届きますよう、千秋楽まで心を込めて駆け抜けてまいりたいと思います」
という言葉で最初のご挨拶を締めました。
次のカーテンコールではどれだけお客さんがこの『ベルサイユのばら』を待っていてくださったかということを感じたという話をし、その次のカーテンコールでは自分もこの『ベルサイユのばら』を観て宝塚に入りたいと思ったという話をしました。
最後のカーテンコールでは
「本当にドキドキしておりました」
と笑顔で客席を見渡しながら言った後、少し声を震わせて
「初日の幕が開くまでやはり50年の歴史と素晴らしさと重みをたくさん感じて、お客様にどう伝わるだろうかとすごくドキドキしていたんですけれども、本当にお客様がこの作品を愛してくださっていることが伝わってきて、とても幸せな気持ちでいっぱいです」
と感極まった様にも見える咲ちゃんでした。
「この愛をお返ししたい、その気持ち一つでございます。明日からも心を込めて務めてまいります。本日は本当にありがとうございました!」
と最後まで満面の笑顔で力強くご挨拶していましたが、その後のお辞儀は深く丁寧に長く頭を下げていたのが心に残りました。
今のこの時間をしっかりと噛みしめて心に止めようとしているかのようでした。
これまでのインタビューなどでも言っていましたし、稽古場情報やこの初日のご挨拶でも言っていたように、自分が初めて宝塚という存在を知り、入りたいと憧れた作品でトップとして退団できるというのは本当に素晴らしい巡り合わせだなと思います。
この『ベルサイユのばら』での咲ちゃんの最後の男役姿をしっかりと目に焼き付けたいと、初日の映像を見て改めて思いました。
できれば複数回観たいので、チケット取り頑張ります!
読んで頂き、ありがとうございました。
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