彩風咲奈が最後の稽古場情報で『ベルサイユのばら』について語る

現在宝塚大劇場では宙組が絶賛公演中ですが、7月6日からは雪組の『ベルサイユのばら』が始まります。

こちらは雪組トップスター彩風咲奈の退団公演ですね。
まだまだ先だと思っていたら2週間後には始まってしまうんですね〜

タカラヅカニュースでは咲ちゃん(彩風咲奈)の最後の稽古場情報が放送されて、組長のにわさん(奏乃はると)とPart1、Part2の2回に渡って『ベルサイユのばら』のお稽古場の様子や見どころなどについて語りました。

雪組 宝塚大劇場公演 『ベルサイユのばら』 稽古場情報

今回が咲ちゃん(彩風咲奈)の最後の稽古場情報ということで、にわさん(奏乃はると)との息のあったトークが聞けるのも最後です。

2人はまず『ベルサイユのばら』が初演から50年で、大劇場公演としては10年ぶりとなるという話から始めました。

咲ちゃんが宝塚を目指すきっかけとなったのが2001年の宙組の『ベルサイユのばら』で、その時にオスカルを演じていた彩輝直さんに憧れたというのは有名な話です。
そして、雪組で2013年に『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』を上演した時に咲ちゃんは新人公演でフェルゼンを演じました。

宝塚を目指すきっかけとなった作品で、しかも新人公演で演じたことのあるフェルゼンを退団公演で演じられるのが本当に幸せで、感謝の毎日だと話す咲ちゃん。
それを聞いて新人公演での初々しいもちもちのwフェルゼンの咲ちゃんを思い出すと懐かしそうなにわさん。
ずっと雪組で下級生の頃から一緒に切磋琢磨してきた2人の温かい雰囲気はやっぱりいいですね~

メインのキャストについて

2人はメインの役の人たちについてお稽古場での姿などを話してくれました。

夢白あや:マリー・アントワネット

咲ちゃん曰くあやちゃん(夢白あや)は現代的な子なので、マリー・アントワネット役と体当たりで戦ってるなという感じなんだそうです。
そこがいじらしくて可愛らしいので、フェルゼンとしてでなく咲ちゃん本人としても「頑張れ」という大きな気持ちで包み込みたいと話していました。

その話を聞くとお稽古場での様子がなんとなく想像できます。

ルイ16世役のにわさんも「眩しすぎて」という自身の台詞にある通り、あやちゃんのマリー・アントワネットは眩しくて役にぴったりだと言っていました。

先行画像やポスターでも本当にあやちゃんのマリー・アントワネットはぴったりだと思いました。
今お稽古場で役と戦っているあやちゃんがどんなマリー・アントワネットを見せてくれるのか楽しみです。

朝美絢:オスカル

もう一人フェルゼンを慕っているのがあーさ(朝美絢)演じるオスカルです。

オスカルのいつも強がっている感じがあーさにピッタリだと二人して話していましたが、見た目からして全く違和感がないというのは本当にそうだと思います。
ポスターのあーさも実に美しかったです。

今回、フェルゼンがオスカルを想って話す場面が新しく加わっているそうです。

縣千:アンドレ

そのオスカルを一途に思っているアンドレをあがちん(縣千)が演じます。
あがちんも今お稽古場で役に近づこうと頑張っているそうです。

あがちんの元々持っている大らかさがもっと出ると、素敵なアンドレになるだろうなということでした。
それにしても、あーさオスカルとあがちんアンドレの「今宵一夜」の場面が今から楽しみです。

今回の『ベルサイユのばら』ならではの見どころの場面

今回同じ『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』といっても話の流れや場面が変わっているところがあるそうです。

一幕・二幕共にプロローグが

今回の『ベルサイユのばら』は、一幕だけでなく二幕にも結構長いプロローグがあるのが今までと違うところなんだそうです。

一幕は有名な「ご覧なさい」のナンバーから始まってずっとナンバーが続き、あのポスターのようなピンクのバラの世界観が表現されるんだとか。

今回一本物でショーがない分、一幕二幕両方のプロローグでショー的なパフォーマンスが繰り広げられるということなのかなと思います。

過去最大人数のバスティーユの場面

咲ちゃんが好きな場面に挙げたのがバスティーユの場面でした。
咲ちゃんもにわさんも出ていませんがね(笑)

これまでで一番人数の多いバスティーユの場面となるらしく、すごい人数の民衆たちが花道まで並んで、かなり迫力ある場面となるようです。
あーさのオスカルを中心としたバスティーユの場面、あの伝統ある曲と振りで観るのが今から待ち遠しいです。

「セラヴィ・アデュー」

他にも植田紳爾先生作詞、吉田優子先生作曲の「セラヴィ・アデュー」という新曲があるという話でした。
今回の公演のためにお二人が新曲を作ってくださったのが大きなプレゼントで、幸せだと咲ちゃんが話していました。

フィナーレではその曲をみんなで歌って咲ちゃんを見守るという場面もあるそうで、そこは涙涙の場面となりそうな予感がします。

フィナーレでは他に50周年ということで50人でのロケットや『ベルサイユのばら』メドレーもあるそうなので、見どころ満載のフィナーレとなりそうです。

退団に際して

コーナーの最後には退団公演ということでにわさん(奏乃はると)が咲ちゃんの思いを訊きました。

咲ちゃん自身も一緒に卒業する4人を見ていても、全く退団するという実感がないと話していました。
ですが、いつもの公演と同じようにお稽古しているけれども、ふとした瞬間にみんなが頑張っている姿を見てこういうのを見るのも最後なんだなと思ってしまう時もあるんだとか。

にわさんも実感がわかないと言いつつ、咲ちゃんが最後なんだなと思いながら目に焼き付けようとしている姿やいろんな下級生にアドバイスしている姿を見ると、そうか〜最後か〜って思ってしまうらしいです。

2人のそんな話を聞いて咲ちゃんの退団という事実を思い出して寂しくはなってしまったんですが、でも私もまだ咲ちゃんの退団はちゃんとは実感できてないです。
公演が始まって初日のニュースとかを見ると徐々に実感していくのかもしれませんね〜

とにかく、今回の稽古場情報で聞いた見どころを楽しみにして、東京公演で観劇するのを心待ちにしたいと思います。

  

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