朝美絢と奏乃はるとの並びは最後、雪組『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』『Prayer~祈り~』 稽古場情報

11月1日に初日の幕が上がる雪組宝塚大劇場公演『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』『Prayer~祈り~』の稽古場情報がありました。

組長のにわさん(奏乃はると)がこの公演を最後に専科へ異動するので、あーさ(朝美絢)とにわさんの並びが見られる稽古場情報は今回が最後です。
前回に続き今回の稽古場情報もすごく楽しかったので、これで最後となってしまうのは実に寂しいです。

雪組 宝塚大劇場公演 『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』『Prayer~祈り~』 稽古場情報

2人はお芝居の『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』をイメージした格好で登場。
にわさん(奏乃はると)はあーさ(朝美絢)にシャンパンゴールドのリボンタイを結んでもらったそうです。

この結び方はブランメルスタイルなんだとか。

『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』

主な登場人物について

朝美絢:ボー・ブランメル

あーさ(朝美絢)が演じるボー・ブランメルは本名をジョージ・ブランメルといって、平民出身です。

しゅわっち(諏訪さき)演じるお父さんのウィリアムが貴族の秘書をやっていた時に財を成し、その貴族が亡くなってしまったために職を失ってしまい、息子のジョージになんとしてものし上がるんだと言い聞かせて育てたということです。

そういう思いを持って社交界に入り、ファッションセンスがよかったために、せおっち(瀬央ゆりあ)演じるプリンス・オブ・ウェールズに気に入られるというわけです。
ブランメルは話術も得意で、誰に対しても本心をズバズバ言うので人々の心を捉えてしまうという人物だったようです。

夢白あや:ハリエット・ロビンソン

あやちゃん(夢白あや)演じるハリエットは女優で、今はプリンスの後ろ盾を得ているんだけれど、かつてブランメルが学生だった時には恋人同士だったんだとか。
その頃は普通の恋愛をしていたというようなダンスナンバーもあるそうです。

それから月日が経って社交界でのし上がった2人が再会して、果たして昔のような気持ちでいられるのか…
そういうところが大人の会話で描かれるそうです。

セットが劇場になっているというのもなかなか深い意味があるようです。

瀬央ゆりあ:プリンス・オブ・ウェールズ

せおっち(瀬央ゆりあ)が演じるのはプリンス・オブ・ウェールズ、英国の皇太子ですね。

その当時ホイッグ党とトーリー党という2 つの対立している政党があって、プリンスの周りの人たちはそのホイッグ党とトーリー党に分かれていたようです。

皇太子妃のキャロラインをはばまいちゃん(音彩唯)が演じますが、常に怒っている怖いひとなんですって(笑)

ヘンリー・ピアポント(縣千)、アルヴァンレー卿(蒼波黎也)、マイルドメイ(紀城ゆりや)

ブランメルの友人で賭博仲間でもあるピアポントをあがちん(縣千)、アルヴァンレーをよっしー(蒼波黎也)、マイルドメイをのりぴー(紀城ゆりや)が演じます。

その3人とブランメルを入れた4人は四紳士と呼ばれていて、平民であるブランメルがのし上がっていけるのかまで賭けの対象として見守ってくれているんだとか。
この3人との関係性も見どころの一つとなっているそうです。

今回退団するあんこさん(杏野このみ)演じるヤーマス夫人や、りなくる(莉奈くるみ)演じるエイトベリーズの一人サルスベリー男爵夫人についても少し語ってくれました。

この作品についての人物相関図はまだ出ていないので、役の関係性があまりよくはわからないですね。
早く人物相関図を発表してくれないかな〜

フランク・ワイルドホーン氏の楽曲

この作品は全楽曲をフランク・ワイルドホーン氏が手掛けます。
その楽曲の中には、ボー・ブランメルの本名ジョージの部分を表す曲もたくさんあるんだそう。

セリフで演じる場面が多いからこそ、そのジョージ部分を表現する曲が大事になってくるので、これからどんどん作り込んでいきたいとあーさが意気込んでいました。

『Prayer~祈り~』

ショー『Prayer~祈り~』のついても見どころを語ってくれました。

様々な“祈り”の場面

この作品は「歌と踊りを通して祈りを捧げ、世界の人々の幸福を願う祝祭的なショー作品」ということです。

幕開けはにわさんの厳かな歌から始まって、あーさが太陽神として登場してくるんだとか。
プロローグはロック調の曲で、「中村一徳先生のショー始まった〜」って感じでテンションが上がるそう。

その後は有名な「乙女の祈り」の場面だったり、裸足で踊るアフリカの祈りの場面だったり、せおっちを中心とした巡礼の場面と続いて、中詰めは日本の祈り。

その後は韓国の民謡を元にした海の漁師の場面になるんだそう。
「オギオチャ」という韓国語でエンヤコラという意味の言葉をずっと叫んでいるんだそうですが、そこはきっとお客さんも一緒の叫びたくなっちゃうかもって。
そこは客席も一体となれる場面になるのかな?

夢白あやとの最後のデュエットダンス

フィナーレはしゅわっち(諏訪さき)のおしゃれでアメリカンな歌から始まって、弾けんばかりのダンスを繰り広げるロケットに繋がります。

紳士淑女の場面の後、あーさとあやちゃん(夢白あや)のデュエットダンスがあります。
「星に祈りを」というとても綺麗な曲を2人で歌ってからダンスに入っていって、すごく素敵なデュエットダンスになるようです。
このデュエットダンスはあーさとあやちゃんの最後のデュエットダンスとなりますね。

あーさは
「あやちゃんとの大劇場最後のデュエットダンスを楽しみたいし、彼女の背中を押せるような感じにしたい」
というように話していました。

とても宝塚らしいデュエットダンスとなっているようなので、あやちゃんとのコンビ最後のデュエットダンスというのを楽しみにしたいと思います。

最後にはにわさんがこの公演で雪組生として最後となるので、それに関してもあーさから
「にわさんに今まで言っていただいたことが今の自分に繋がっているので、最後までにわさんからたくさん吸収したい」
という言葉があり、

にわさんからも
「今回で雪組組長としては最後になりますが、今のこの時間を大切にして、次へ進んでいけるように頑張っていきたい」
という話もありました。

あやちゃん、あんこさん(杏野このみ)、りなくる(莉奈くるみ)の退団、そしてにわさんの専科への組替えと本当に寂しさもありますが、公演はとても楽しみですので、大いに来たいしたいと思っています。

  

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