天飛華音のちょっぴり涙とたくさんの笑いの千秋楽カーテンコール(星組公演『アレクサンダー』千秋楽)

星組は全国ツアーに続いて、天飛華音主演の東京建物 Brillia HALL公演『アレクサンダー』も10月27日に千秋楽を迎えました。

なので、今週のタカラヅカニュースは星組全国ツアー、宙組宝塚大劇場公演、『アレクサンダー』と毎日千秋楽の模様を放送しています。
それぞれ違う雰囲気の千秋楽のカーテンコールとなっていて、見るのも楽しいです。

今日のタカラヅカニュースでの『アレクサンダー』の千秋楽は、子犬のようなかのんくん(天飛華音)の可愛らしさもあって、なんともほんわかしたカーテンコールとなっていました。

星組 東京建物 Brillia HALL公演『アレクサンダー』千秋楽

赤石路代先生のコミックが原作のこの作品、星組では久しぶりのコスチュームものですが、貫禄のあるかのんくん(天飛華音)はじめ、出演者みんな豪華な衣装がとっても似合っています。
そしてこの重そうな衣装を付けての立ち回りはものすごく見応えがありました〜

また、かのんくんのアレクサンダーや、ちなちゃん(瑠璃花夏)のサーヌ、つんつん(稀惺かずと)のヘファイスティオンの繊細なお芝居も素晴らしく、組長のちぐさん(美稀千種)、ひーろー(ひろ香祐)、カブくん(朝水りょう)といったベテラン勢もしっかりと脇を締めていて、これはできたら劇場で観たかったな〜と思いました。

そして、カーテンコールがまたすごく温かくて楽しくて、見ていてほっこりさせられました。

天飛華音の千秋楽ご挨拶

まず組長のちぐさん(美稀千種)が、ご挨拶の最後にかのんくん(天飛華音)を振り返りながら

「どんな時も仲間を思いやる優しさ、太陽のような明るい笑顔で私たちを包み込む、そんな彼女が演じるアレクサンダーは皆様の心にいつまでも生き続けるでしょう。アレクサンダーを演じました主演の天飛華音が皆様にご挨拶申し上げます」

なんて泣かせる文句でかのんくんを紹介したもんだから、かのんくん思わず涙をこぼしちゃいました。
前へ出て来てから目頭を押さえ、「もうやめてくださいよ〜」とちぐさんを振り返って言っちゃって(笑)
みんなから笑いが起きていました。
そして、そのかのんくんのご挨拶。

「舞台に限らずとは思いますが、何事にも真剣に向き合うと、自分の嫌なところ、至らないところと向き合わなくてはいけなくて、それが苦しいなと感じる時もありますが、真剣に向き合ったからこそ、見えてくる景色があるなと」

って。
なんて素敵な言葉なんだろうとちょっと感動しちゃいました。

そしてその後は、作品中に出てくる「ブレイブハート」という言葉を使って、愛する最高の仲間たちやお客さんの笑顔を見られた時に、自分は本当に幸せだなと痛感したとも言っていました。

「アレクサンダーという役と出会えたことはかけがえのない宝物」
「全ての方々のおかげで、今この瞬間が成り立っているのだと思うと、本当に全てが尊くて感謝の思いが溢れます」

と想いが溢れるかのんくん。
千秋楽ということで寂しさはあるけれど、ここで学んだことを次に繋げ、次回の大劇場公演の『恋する天動説』『DYNAMIC NOVA』では暁さんにしっかりと付いて行ってどんどん盛り上げていきたいと意気込みも語っていました。

「星組パッション」と「ブレイブハート」

客席がスタンディングオベーションになったところで、

「『星組パッション』をさせていただきたいと思います」

ってなったので、出演者たちも客席も大喜び。
ありちゃん(暁千星)率いる全国ツアー組に引き続き、こちらでも礼真琴さんの継承がなされているのが嬉しいです。
一応どういう順番で言うのかの説明をしてから、

「もうこの2025 年星組舞台は最後ということなので、もう皆様もありっちゃけの情熱を込めてお願いします」

と言ったら、客席から反応があったようで、

「何ですか?なんか変だった?」

と怪訝そうなかのんくん(笑)
きっと「ありっちゃけの」と言ったのがおかしかったのかな?

で、元気いっぱい「星組パッション」をやり終えて、舞台上も客席も一体になったところで、歓声と拍手がずっと続きました。
それを見たかのんくん、やりたくなっちゃったんですね〜(笑)
タモリさんみたいな「チャン、チャチャチャン」ってやつをやって

「わ〜、できた♡」

と大喜び(笑)
その場でクルクル回りながら喜ぶ姿がほんと子犬みたいでした〜
その後も笑いが収まらない客席に向かって、

「はい、それでは、ハッピーハロウィン!メリークリスマス!良いお年を!ということで、皆様、また2026年も元気にお会いしましょう。本日は本当にありがとうございました」

とカーテンコールを締めました。
それで終わりのつもりだったんでしょうね、もう一度幕が開いてしまって、嬉しそうだけどちょっと苦笑してしまってるかのんくん(笑)

「2025年、またお会いしましたね」

にみんな爆笑。
何を言ったらいいかわからなくなったのか、「ちょっと困っております」って。
でもまた呼んでもらえたのが嬉しいようです。

ということで、作品中に出てくる「ブレイブハート」という振りがあって、それをお客さんも一緒にやりましょうということになりました。
右手を左胸のあたり持っていった後ハート型の片方の形を描く振りです。

「せーの!ブレイブハート!」

の掛け声で、全員でそれをやって、「星組パッション」と同様客席と一体となってからカーテンコールが終わりました。

「星組パッション」といい、「チャン、チャチャチャン」といい、最後の「ブレイブハート」といい、こうやって舞台上と客席が一体となれる時間は尊いですよね〜
かのんくん、さすが星組生だな〜と感心しながら、とても楽しく見させていただきました。

  

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