天飛華音が3回めの新人公演主演、堂々としたご挨拶(星組『ディミトリ』新人公演)

11月29日に星組『ディミトリ』の宝塚大劇場での新人公演が行われました。
今日のタカラヅカニュースで、その模様が放送されました。

この前の宙組公園では宝塚・東京ともに新人公演が実施できましたが、その前の月組公演までは新人公演を宝塚と東京の両方ではできていない状況でした。

なので今回、まずは宝塚の新人公演を無事にできたことは本当によかったです。
きっとやっている新人公演メンバーたちもそう感じながらやっているんだろうな~と思います。

星組新人公演ダイジェスト映像を見ての感想

タカラヅカニュースでのダイジェスト映像は本公演の初日の映像と同じ場面が多かったように思います。
なので、本役の皆さんのお芝居と比べながら見ることができました。

天飛華音:ディミトリ(本役 礼真琴)

2019年の『GOD OF STARS -食聖- 』、2021年の『柳生忍法帖』とやってきて、今回が3度目の新人公演主演のかのんくん(天飛華音)。

本公演や別箱公演でも大きな役を役を任されているので、やはり一人レベルが違います。
歌の安定感もすごく増していますし、お芝居がやっぱりすごいです。

ジョージアンダンスや立ち回りの場面も少し見ることができましたが、身体能力の高さも感じました。

藍羽ひより:ルスダン(本役 舞空瞳)

藍羽ひよりちゃんは107期生で最初の新人公演ヒロインを射止めました。
研2で新人公演ヒロインはやっぱりすごいです。

これまでどんな役をやっていたのかな~と思ったら、『ベアタ・ベアトリクス』で少年ロセッティ役をやっていたんですね~

前回の大劇場公演の『めぐり会いは再び』の新人公演ではポルックス役で子供の役が続いていたので、今回のルスダンは少女から大人まで演じるのが難しかったのではないかと思いますが、とても素敵に演じていたように思います。

シュッとした美人さんで、これからがすごく楽しみな娘役さんです。

大希颯:ジャラルッディーン(本役 瀬央ゆりあ)

大希颯くんは105期で、今回せおっち(瀬央ゆりあ)の役を任されたのは大抜擢でしたね~

まだまだせおっちのような貫禄を出すのは難しいかなと思いましたが、最初の登場シーンなどは175cmの長身が生かされていて見ごたえがありました。

これからもっといろんな役で経験を積むともっと貫禄が出てくると思います。
東京の新人公演ではさらに成長した姿を見せてくれるのではないでしょうか。

稀惺かずと:アヴァク・ザカリアン(本役 暁千星)

下級生の頃から抜擢されてきた稀惺かずとくん(105期)ですが、これまで爽やかな若者の役ばかりだったので、今回のアヴァク・ザカリアンのような少し黒い役は難しかったのではないでしょうか~
少し声が高いかなと思いました。

それでも研4とは思えない安定感を感じました。

この役での経験値が今後に活きてくるだろうな~と思って見ました。
稀惺かずとくんも東京の新人公演が楽しみな一人です。

天飛華音の堂々としたご挨拶

この新人公演ではかのんくん(天飛華音)が長なので、はじめからかのんくんがご挨拶をしました。

前回新人公演で主演をした『柳生忍法帖』では感極まって涙声になっていたかのんくんですが、3回目ともなるととっても落ち着いています。

まずはコロナ禍という状況で新人公演をさせていただけたとこへの感謝の言葉から始まりました。
そして、

「立ちはだかる壁は高く、自分たちの未熟さを痛感しながらでしたが、上級生の皆様の背中を見て学び、私たちがこの新人公演でお客様にお届けできるものは何か、奮闘する日々でした」

と真剣な表情で実にしっかりとした口調で話しました。

ディミトリという役について運命に翻弄されながらも一人の女性を愛し抜く役だと語り、自分もこの役を通して宝塚の舞台とお客様に変わらぬ一途な愛をお届けしたいと、とここでは少し笑みを浮かべながら。
それから

「この新人公演で学ばせていただいたことを胸に、ここにいる新人公演メンバー全員が明後日からの本公演にしっかり活かしていけるよう精進してまいります」

「本日は本当にありがとうございました!」

と最初のご挨拶を締めました。

次のカーテンコールでは、

「この舞台を通して経験させていただいたことを各々がしっかりとその課題を克服して、東京の新人公演ではさらに成長した姿をお見せできるように、この命をかけて精進してまいります」

とすごく力のこもったご挨拶をしました。

自分だけではなく新人公演メンバー全体のことを語るところは、さすがに長だな~と思って聞いていました。

もう可愛い弟キャラのかのんくんとは違いますね~
そして

「本日は本当にありがとうございました!」

と最後まで真剣な表情で力強く話してご挨拶を終えましたが、やっぱり少し緊張していたのか列に戻った後はほんの少しホッとしたかのように口元を緩めていました。

それにしてもはじめての新人公演主演の時と比べると実に堂々としていて、かのんくんの成長を感じるご挨拶でした。

あれから3年経っているとはいえまだ研7なんですよね~
本当に大きな成長だと思います。

3度の新人公演主演でインタビューを受ける機会も多いでしょうし、スカイ・ステージの番組に出演したりと人前で話す経験をたくさん積んでいるからこそでしょうね。

東京での新人公演でのご挨拶も楽しみになりました。
東京公演もぜひとも無事に公演できますように、祈っています。

  

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