暁千星と月組下級生とのトークがエモい(『CAST~暁千星 side-A~』)

各組のスターがそれぞれが選んだバラエティに富んだお題に挑戦する番組『CAST』。
その14人目に出演したのは星組のありちゃん(暁千星)です。

今月はそのありちゃんのside-Aが放送されています。

暁千星の『CAST~side-A~』

ありちゃん(暁千星)の『CAST~side-A~』は縁の深い下級生達とゆっくりトークがしたいということで、3組のトークが展開されました。

1組目は今星組でありちゃんのお手伝いをしている下級生達が登場。
106期の朝稀さいらくん、108期の馳琉輝くんと風希咲玖くんという3人です。

事前にありちゃんについて3人が答えたアンケートをありちゃん本人が読んでいくという、ありちゃんにとってはちょっと恥ずかしい場面もありw、いかにありちゃんが下級生達から慕われているかがよくわかるトークでした。

2組目はこの前のありちゃんの主演作『夜明けの光芒』で相手役を務めたちなちゃん(瑠璃花夏)との舞台映像を見ながらのトークでした。

いろんな場面のお稽古場でのエピソードやこだわりなどについて語っていたのが面白かったんですが、残念ながら私はこの作品を観ていないんですよね。
スカイ・ステージで早く放送してほしいです(笑)

ちなちゃんともお互いの印象などを話す場面がありましたが、しっかりしてそうに見えるちなちゃんが意外にもけっこう天然で、全く違うタイプに見える2人にどこか同じ空気が流れているのを感じたのも面白かったです。

そして一番エモかったのが月組時代にありちゃんのお手伝いをしていた下級生2人とのトークでした。
こういう番組で組を越えた共演というのは珍しいです。
ここでのトーク内容がとても興味深くて濃かったです。

月組時代お世話になった下級生とのトーク

3組目のトークに登場した月組生は、102期のみよっしー(柊木絢斗)と105期のきどくん(七城雅)です。
2人はありちゃんの月組時代にありちゃんのお手伝いをしていたそうで、ありちゃんにとっては月組でお世話になった可愛い下級生の2人です。

まずはモニタリングで

最初はありちゃんは後ほど合流しますということで、みよっしー(柊木絢斗)ときどくん(七城雅)が2人だけでインタビューに答えていきます。

が、実はそれをありちゃんが別室でモニタリングしているというドッキリが仕掛けられてました(笑)

今回の番組出演の話を聞いて2人で大喜びした時のことや、2人のありちゃんの印象などを話すのを聞きながら拍手して喜んだり照れくさそうに顔を伏せちゃったりするありちゃん。

そして2人がカメラに向かってありちゃんへのメッセージを言った直後にありちゃんが登場!
その瞬間の2人の悶えっぷりがすごかったです(笑)

なんせみよっしーはありちゃんが聞いていないという前提で

「暁さんの歌もダンスも芝居も全部素晴らしいんですが、人柄が尊敬できる。だから皆が暁さんに寄って行っちゃう魅力があって、芸事だけじゃない人間的な温かさとか大きさが素敵だなと思います」

とおそらく本人の前では言ったことがないような事を言ってましたし、きどくんも

「私がすごい魅力だなと思うのはギャップです。普段お優しくて可愛らしい一面もあるんですけど、舞台に立ったら色気とか男らしさがすごい全面に出ていらっしゃる」

と別室で聞いてるありちゃんが照れてしまうようなべた褒めな事を言ってましたから。

カメラ目線でのありちゃんへのメッセージでも、二人とも最後に「大好きです♡」と言って、言ってから真っ赤になる程だったのに、それをそのままご本人が聞いていたとなったら、そりゃめちゃくちゃ恥ずかしかったことでしょうね〜

ありちゃんの姿を見て「ギャ〜!どうしようどうしよう」と2人で抱き合いながら悶絶しているのはそりゃそうなるわなって思いました(笑)
「人生で一番恥ずかしい」なんて言ってましたしww

それを見たありちゃん(暁千星)は「私といる時じゃない2人の会話を聞くことができたのが貴重で嬉しかった」って言ってました。

今の立場について

ありちゃんにとっては自分が組替えした当時の学年の2人のイメージのままだそうで、今の月組での2人のことを尋ねていました。
それに対してきどくんが言った言葉が印象的でした。

今まで以上に自分の事だけでなく下級生に対してアプローチしなくてはいけないけれど、それをどうやったらいいか難しいと思っていると。
「私なんかが言ってごめんねって思うし、その子にとって違った事を言っちゃったらどうしようって思ったりする」
という悩みがあるそうです。

それを聞いてありちゃんも
「わかる。いつもそう。下級生に話しかけたいけど、急に話しかけたら『何だこの人?』みたいに思われるかも」
って言って、

2人から
「ええ〜!?暁さんに話しかけられたら日記に書く!」
と全力で否定されていました(笑)

ありちゃんはともかくw、きどくんぐらいの新公学年の上の方になるとそういう悩みが出てくるんだな〜、それも宝塚ならではだな〜と思って聞いていました。

星組生の暁千星を見て

もう一つ深いな〜と思ったのが、「星組生の暁千星を見て」という質問でのみよっしー達の答えでした。

組が違うと舞台を観て「わ〜、カッコいいな」とか「勉強になるな〜」と思うけど、お稽古場での積み重ねていっている段階や振付を受けている姿なんかを見られなくなったのが寂しいと言っていました。

それに対してありちゃんも
「月組を観る度に、月組のみんながこうやって作ってきたんだろうなという過程に一緒にいられないのが寂しい」
と話してました。

組替えした当初が寂しいというだけでなく、組替え後の舞台をお互いに観て、お稽古の過程を一緒に経験できないことも寂しいと思うというのを今回初めて聞いた気がします。

星組の同期とありちゃんの話をする時のことも言っていて、「ずるい!」とひたすら羨ましがるとか、「暁さんがカッコいい」という話をされて「そんなこと知ってるよ!」と開き直ると話す2人もとっても可愛かったです。

組替えの話を聞いた時

ありちゃんが2人に組替えすると話した時の話がまた心に残りました。

「『どうしようどうしよう』って思って言葉だけ聞くと涙が出ちゃうし、考えたくないけどわ〜ってなっちゃうし」
と当時の様子を話すみよっしー。

もう一人の暁千星強火担の彩音星凪くんも大変なことになっていたって。

これまでもいろんなタカラジェンヌの組替えの時の話を聞きましたが、あらためて本人にとっても周りにとっても一大事なんだな〜と感じました。

それでもモニタリングの時にみよっしーが言っていたように、今の星組のありちゃんは星組ならではのキラキラ感で、星組がすごく似合っているなと私も思うので、この組替えは大成功だったと言わずにいられません。

今回のありちゃんの『CAST』は星組の下級生だけでなく、月組でありちゃんと縁の深かった2人とトークしたのがすごくよかったなと思います。
ありちゃんのいろんな面を見られただけでなく、組替えの一面も見られてなかなか深い番組でした。

  

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