タカラヅカニュースの人気コーナー『スターQ&A』。
事前に視聴者から寄せられた20問の質問に一問一答で答えていくこのコーナーに、今回は雪組のあがちん(縣千)が登場しました。
スターQ&A 雪組 縣千
雪組のあがちん(縣千)が出演した『スターQ&A』ですが、やっぱり“あがちんらしさ”満載の内容でした。
こうした一問一答企画というと、つい長く説明してくれる人も多いものですが、あがちんはとにかくシンプル。
「朝ご飯のこだわりは?」「米です。」
「今、お気に入りの紅茶ブランドは?」「フォートナム&メイソンです。」
「ささやかな贅沢と言ったら?」「日向ぼっこです。」
など、驚くほど淡々。
特に「今の自分を漢字一文字で表すと?」に対しての「縣です」は、あまりにも“そのまま”なのに妙に説得力があり、思わず笑ってしまいました。
さらに「これから演じてみたい役・役柄は?」への答えが「感情です」という、あがちんならではの感性全開な回答なのも印象的。
「こういう人物」「こういう作品」と答えそうなところを、“感情”という抽象的な概念で返してくるあたりに、独特の芸術肌を感じます。
そんなシンプル回答の後に、いくつかの質問については詳しく語ってくれているのですが、その内容がまた興味深いものでした。
「ルースのバイヤー」になりたい理由
「タカラジェンヌになっていなかったら?」という質問では、「ルースのバイヤー」と回答。
“ルース”とは、アクセサリーなどに加工される前の裸石のこと。
あがちんは昔から鉱物や石が大好きだそうで、「石にはいろんな表情がある」と語っていたのがとても印象的でした。
世界中のルースを日本に持ってきて、それがアクセサリーになる過程に魅力を感じているそうで、美しいものへの感性の鋭さが伝わってきます。
『spring』への熱い思い
「一歩踏み出したい時に読む本」は『spring』
こちらは恩田陸によるバレエを題材にした小説で、“踊りを言葉で表現する”作品として知られています。
恩田陸が辿り着いた最高到達点=バレエ小説『spring』(筑摩書房)
あがちんは、「どんな振りなんだろう?」と想像しながら読むのが好きだそうで、「読んでいるだけで踊り出したくなる」という言葉にも、ダンサーとしての感性がにじんでいました。
“縣千テーマパーク”はまさかのトランポリン
「縣千テーマパーク」のアトラクションに選んだのは、まさかの『トランポリン』
絶叫系は苦手ながら、大きなトランポリンで高く跳び、天井を触った経験がとても楽しかったそう。
その思い出をテーマパークに取り入れたい、という発想がなんともあがちんらしく、身体能力の高さも感じさせます。
同期・麻斗海伶との“お菓子箱”エピソード
同期生との印象的なエピソードとして名前が挙がったのは、さえちゃん(麻斗海伶)。
公演中のお化粧前で、さえちゃんのお化粧前の引き出しの片方が、2人のお菓子箱になっているそうです。
自分の机ではなく、さえちゃんの場所にお菓子を置かせてもらっているという何気ない話なのですが、その距離感の近さや信頼関係が伝わってきて、なんともほっこりするエピソードでした。
「頑張れ」が一番嬉しい言葉
最近言われて嬉しかった言葉は「頑張れ」。
恩師や下級生からそう声をかけてもらうと、「倍以上の力が出る気がする」と語っていました。
“頑張れ”というシンプルな言葉を、一緒に作品を作るエネルギーに変えられるところに、あがちんの真面目さや誠実さが表れているように感じます。
小学生の頃から好きだった『伯爵令嬢』
出演してみたい過去の雪組作品は『伯爵令嬢』
細川智栄子あんど芙〜みんによる少女漫画を原作にした宝塚作品で、早霧せいなさん・咲妃みゆさんコンビのプレお披露目公演です。
2014年10月の公演なので、あがちんが入団する少し前の作品ですね。
早霧さん演じる主人公アランのかっこよさに憧れていたそうです。
小学生の頃から原作漫画を読んでいたというエピソードからも、かなり昔から作品世界に惹かれていたことが伝わってきました。
「感情」を演じてみたいという表現者としての感性
そして特に印象的だったのが、「これから演じてみたい役・役柄」。
あがちんは「感情」と答え、その理由として、
“愛”や“友情”など、目に見えないいろんな種類の“情”を抽象的に表現してみたいと語っていました。
感情そのものを役として成立させたい、という発想が非常にアーティスティックで、あがちんの表現者としての魅力を改めて感じさせます。
淡々としているのに、ふとした瞬間に独特の感性が顔を出す――。
今回の『スターQ&A』は、そんな縣千という人の魅力がたっぷり詰まった内容でした。
読んで頂き、ありがとうございました。
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