前雪組トップスターの彩風咲奈さんが5月2日から4日まで梅田芸術劇場で、5月10日から12日まで東京国際フォーラムホールCで退団後初めてのコンサートを開催しました。
大千秋楽の昨日はあーさ(朝美絢)はじめ大勢の雪組生が観劇していたそうです。
実は私もこのコンサートを観ることができたんですが、雪組生達と同じ回じゃなかったのはちょっと残念。
ですが、退団してすぐの男役から普通の女性に移る今だからこその“咲ちゃん”が見られた貴重なコンサートでした。
そんな時にタカラヅカニュースの『オシャレノヒミツ』に雪組生のあがちん(縣千)が登場し、そこで彩風咲奈さんの名前が出たのが嬉しかったです。
オシャレノヒミツ 雪組 縣千
あがちん(縣千)は「パフューム」「ハット」「ヘアメイク」「メイク」「アクセサリー」の5つの項目についてオシャレノヒミツを教えてくれました。
人によっては愛用のメイク用品やグッズなどをたくさん持ってきて見せてくれる場合もけっこうあるのですが、あがちんは持ってきたのはパフュームのみで、あとは自分のこだわりについて語るというパターンでした。
そのあがちんが着ていたシャツはこちら。
BODYSONG.(ボディソング)のこちらのシャツのようです。
今の公演で使っているパフューム
あがちんは普段はあまり香水は使わないそうなんです。
ですが今回自分が演じているウィルが所属している十字軍について調べた時に、十字軍がダマスクローズを運んでいたという記述を見つけ、そのダマスクローズの香りが気になったんだとか。
それでダマスクローズの香水を探したところ、このBulyのオー・トリプル ローズ・ドゥ・ダマスというパフュームに行き着いたということです。
なので、今の公演中はあがちんはこの香りをまとっているそうです。
娘役をした時のアクセサリーのヒミツ
男役がきらめくオシャレノヒミツを教えてくれるコーナーなんですが、「アクセサリー」の項目ではなぜか昨年の全国ツアーのショー『Gato Bonito!!』で娘役の白猫の役で出演した時に自作した髪飾りを紹介していました。
娘役の上級生に相談して、使わなくなったネックレスを解体してネットに縫い付けていったんですって。
写真を見せてくれたんですが、普段アクセサリー作りなどしない男役とは思えないほどの素敵な髪飾りに仕上がっています。
そして強い女性を表現できる形にしたとか、こだわりも語っていました。
男役ではなく娘役として作ったアクセサリーのこだわりの話だったのが面白いなと思ったんですが、単に娘役ではなく男役がやる娘役ということで、強い女性を意識することにこだわったんでしょうね。
髪型作りのこだわり
男役ならではのこだわりとしては、ハットの被り方や役に合わせた口紅の選び方などのこだわりを熱く語ったあがちん。
一番興味深かったのがヘアメイクのこだわりの話でした。
あがちんはよくパーマをかけているの?と訊かれることが多いそうなんですが、ここでもそうなように真っ直ぐな髪質です。
舞台ではその真っ直ぐな髪を、短めの先の細いコテで一つ一つクリクリに巻いてアレンジしているんだとか。
それは実は彩風咲奈さんから髪型の作り方を教えてもらったそうです。
それ以来普段でも舞台上でもクセを出したい時やパーマヘアのようなアレンジをしたい時にすべてそのコテでやっているとのこと。
髪型についてはもう一つ。
ショーの時の髪型で、分け目をつけた時に分け目側の髪を櫛目が見えるほどビシッと撫でつけるのが好きなんだそうです。
それは専科の夏美ようさんから、横から見た時に浮きがないようにもっと綺麗に固めなさいとのアドバイスをもらい、それからショーの時は分け目側の髪に何回も櫛を通してビッチリなるようにこだわっているということです。
そんな風に上級生から男役のこだわりを伝授されるというのは本当に宝塚ならではのものだな〜と思います。
とくに彩風咲奈さんからは、あがちんは新人公演で何度も彩風さんの役をやったので、その度にたくさんの事を学んできたんでしょうね。
そしてこれからは、あがちん(縣千)が下級生にそのこだわりを伝授していくんですよね。
そうやって宝塚の男役の伝統が受け継がれていくんだなと思うと、尊いな〜という気持ちになった今回の『オシャレノヒミツ』でした。
読んで頂き、ありがとうございました。
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